Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

確実に効果が出た! 「ながら運転」の「厳罰化」から8カ月経った現状とは

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
WEB CARTOP

取り締まり件数は前年同期比で6割程度減少している

 2019年12月1日施行の改正道交法で罰則が強化された『ながら運転』。 ・携帯電話使用等(保持)が、従来 反則金(普通車)6千円、違反点数1点だったのが、反則金(普通車)1万8000円、違反点数3点に。 【写真】じつは道交法違反のクルマの運転6つ! ・携帯電話使用等(交通の危険)が、従来 反則金(普通車)9000円、違反点数2点だったのが、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金(反則金 適用なし)、違反点数6点  と大幅に罰則が強化されている。  その成果だが、警察庁によると昨年12月に罰則が強化されてから3カ月間の「ながら運転」の取り締まり件数は6万4617件で、前年同期(17万2465件)と比べ62.5%減少したとのこと。さらに「ながら運転」による交通事故は363件で、前年同期(660件)から45.0%も少なくなっていた。  ちなみに都道府県別では、363件の事故のうち福岡が最多の40件で、東京と埼玉の28件、兵庫の23件が続いている。  この結果から、厳罰化の影響で運転中にスマホや携帯電話を使用する人が大幅に減り、事故防止に大きな成果を上げたのは間違いないだろう。

ながら運転による事故は「安全な場所」での「追突」が多い

 公益財団法人交通事故総合分析センターの調査によると、スマホや携帯電話の使用による事故の場合、直線道路や直進走行時などの比較的安全と思われる場所や状況での事故が多いのが特徴で、しかもひとたび事故が起きると死亡事故となりやすいとのこと。  また事故累計で見ると、追突事故が圧倒的に多い。スマホ・携帯の利用が画像目的の場合、74.1%が追突事故。通話目的の場合でも40.5%で、非使用時だと36.0%に収まっている。  そうした事故発生時の行動類型を見てみると、画像目的では約8割が直進時(直進加速・直進等速、直進減速)、通話目的でも約6割が直進時。非使用時が約5割ということを考えると、事故を起こしたドライバーも運転中にスマホ・携帯をいじるのは危険だということを認識していて、だからこそ比較的運転に余裕のある直進時にスマホ・携帯をいじっていたということがわかるが、直進時は速度も速く、スマホ・携帯使用時の事故は40~50km/hの中速度付近に集中している……。  こうした数字からも『ながら運転』の危険性は明らかなので、今後も定期的に『ながら運転』は重大な違反であることをドライバーに周知徹底し、違反者、事故件数ともに減り続けるよう、一層努力をしていくことが肝要だ。

藤田竜太

【関連記事】