地元のシンボルようやく復活 夫婦岩の大しめ縄 3年ぶりに張り替え 松山・北条鹿島(愛媛)
愛媛県松山市北条地域の鹿島沖にある玉理(ぎょくり)・寒戸(かんど)島(夫婦岩)で15日、大しめ縄が3年ぶりに張り替えられた。2020年、21年と新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施できず、20年4月からはしめ縄を取り外した状態に。地元消防団員ら約50人が作業し、約2年ぶりに勇姿を復活させた。 主催の北条鹿島まつり実行委員会によると、大しめ縄張り替えは源平合戦のころ、伊予の豪族・河野通信が戦勝祈願でしめ縄を張ったところ、勝利したとの故事に由来。海上安全や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願し、1957年から通常5月4日に実施してきた。
愛媛新聞社