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夜中に何度も目が覚める、寝るまでに時間がかかる……、その症状「睡眠障害」かもしれません

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こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。9月も中旬に入り、季節は少しずつ夏から秋に移行してきています。この時期に気になってくるのが、以前「冬季うつ」お伝えした「季節性情動障害」ですが、その中でも夏から秋にかけては夏バテもあり、寝ることが困難になる「不眠症」になってしまう人が増える時期でもあります。今回は、その「不眠症」について詳しい症状や種類についてお伝えさせていただきます。

「不眠症」には4つのタイプがある

「不眠症」は「睡眠障害」という病の中の1つで、不眠症という言葉を一度は聞いたことがある人がほとんどだと思います。しかし、詳しくどんな病気なのかはあまり知られていません。不眠症は、睡眠が困難になることは前提として、4つのタイプがあります。タイプは下記の通りです。 ・入眠困難……なかなか寝つけない。床に入って寝つくまでに、30分~1時間以上かかってしまう。精神的な問題、不安や緊張が強い時などに起こりやすい ・中途覚醒……夜中によく目が覚めたり、一度起きた後なかなか寝つけなくなる ・早朝覚醒……予定時間より2時間以上前に目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまう ・熟眠障害……睡眠時間を十分にとったのに、熟眠感が得られない このように「不眠症」といっても、さまざまなタイプがあります。 入眠困難は眠りにつくまでに時間がかかるものの、本人が苦痛に思っていなければそこまで気にする必要はありません。 日本の成人では、不眠の訴えの中で最も多いのは中途覚醒であると言われています。加齢によって、睡眠の質は生理的変化として劣化してしまいます。毎日何度も中途覚醒がおこってしまう場合は日中に強い眠気に見舞われる場合が多く、そのようなケースは医師に相談する必要があります。 また、入眠障害、早朝覚醒、熟眠障害は、何かのストレスがかかっている場合や、うつなど別の病の二次障害として出ている可能性もあります。

今は夏バテにコロナ禍のダブルパンチ

今は夏バテで体が普段よりも疲れている(ストレスを抱えている)状態で、さらにいつまで続くかわらないコロナの状況もあり、眠りのために必要なリラックス状態を保つことができていない人が多いのです。リラックス時に起こる反応である副交感神経が優位にならずに、活動時に優位になる交感神経ばかりが過敏になっている状態が続くと、人は不眠に陥ります。 今のコロナ禍の状況をいくら前向きに捉えていたとしても、何かを我慢している状況であり、心から毎日が楽しいとは思っている人は少ないと思います。また、今はみんなが大変な状態で、自分が抱えているストレスは大したことないと思い込んでいる方も多く、ストレスは心よりも不眠などの身体症状として表れてしまうことにもつながっています。

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