モスクワの東にもウクライナのドローン、全域で117機撃墜とロシア軍
(ブルームバーグ): ロシア軍の防空部隊は夜間にウクライナのドローン(無人機)117機と戦術ミサイル4発を撃墜した。ウクライナによる攻撃としては開戦後で最大級の夜間攻撃となった。ウクライナ軍はロシア領内進軍を継続していると明らかにした。
ロシア国防省はモスクワの東に位置するニジニ・ノブゴロド州のほか、ウクライナとの国境に接する全ての地域で無人機を破壊したと発表。同州のニキーチン州知事は、ウクライナ国境から約700キロメートル離れたクレバクスキー地区がドローンに攻撃されたと明らかにした。この地区には空軍基地が置かれている。
今回の夜襲は長距離ドローンを用いたものとしては過去最大規模で、ロシアが滑空爆弾を投下できないようにするために空軍基地4カ所が標的となった。事情をよく知るウクライナの関係者が、扱いに注意を要する内容であることを理由に匿名で話した。ウクライナ参謀本部によれば、ロシア西部のクルスク州ではロシア軍の爆撃機Su-34も撃墜された。
ウクライナのシルスキー軍総司令官は、同国軍がロシアで作戦を継続しており、14日にはクルスク州で最大2キロメートル前進したことを明らかにした。総司令官は13日、ウクライナ軍がクルスク州にある74の村と町を制圧したと報告した。
この主張は独立した検証を受けていない。
ウクライナ大統領、「次の重要ステップ」への準備を軍総司令官に指示
原題:Russia Fights Wave of Drones as Ukraine Claims Troops Advancing(抜粋)
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