ジョージアの新政権がEU加盟交渉の停止を表明 デモ隊と警官隊が“衝突”
ジョージアで先月発足した新政権がEU(ヨーロッパ連合)加盟交渉を停止すると表明しました。首都トビリシでは激しいデモが発生しました。 先月の選挙で勝利した親ロシア派とされる政権与党「ジョージアの夢」は28日、2028年末までEU加盟交渉を停止し、EUからの資金援助を拒否すると表明しました。 「EUは将来の加盟交渉を脅しの材料に使っている」などと主張しています。 地元メディアなどによりますと、政権の表明に対して親EUの立場を取る市民ら数千人が国会議事堂近くに集まり、デモを行いました。 デモ隊はバリケードを築き、火を放つなどして抵抗しましたが、治安部隊は催涙ガスや発煙弾、放水銃を使用して鎮圧しました。 ジョージア当局によりますと、43人が拘束されました。 警察官32人が負傷したとしています。
テレビ朝日