森且行、〝同級生〟萩原聖人と30年ぶりに酒を酌み交わし「楽しすぎて2軒も行っちゃった」
オートレーサー森且行(50)が30日、東京都内でドキュメンタリー映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」(穂坂友紀監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。 約3年間密着し、森の生き方の深奥に迫った作品。アイドルグループ「SMAP」の一員として人気絶頂期の22歳の時にオートレーサーに転身。残ったSMAPメンバー5人と「お互い日本一になろう」と約束し、2020年に悲願の日本選手権初優勝。しかし、わずか82日後、レース中に落車し肋骨(ろっこつ)骨折や肺挫傷などの大けがを負う。「歩けるようになるか分からない」とも言われたが、23年の復帰戦を奇跡の勝利で飾った。 この日はナレーションを担当した俳優萩原聖人(53)も駆けつけた。森と萩原は、武田鉄矢が教師役を演じ1988年に放送されたTBS系ドラマ「3年B組金八先生」第3シリーズで同級生役で共演。一昨年に約30年ぶりに再会し、意気投合したという。 萩原は当時を振り返り「僕から見たら森君はスター候補生。でも分け隔てなく接してくれていたので今の距離感がある」と語った。さらに「常にスマート。30年ぶりに会って飲んで、お互い知らなかった時間の話をしても、苦労した話はひとつもしない」と森への賛辞が止まらない。森はテレながら「ありがとうございます。うれしいです」と喜び、「30年ぶりに会ったときもリハビリ中で、まだ復帰できてなかった。萩君(萩原)に会った瞬間に楽しすぎて2軒も行っちゃった」と親交を深めたようだ。司会者から「次は金八先生も呼んで」と勧められると、2人は「そうですね」と声をそろえた。 ◆森且行(もり・かつゆき) 1974年2月19日生まれ、東京都出身。川口オートレース所属。96年SMAPからオートレーサーに転身。97年デビュー戦で勝利。98年に新人王。その後、GⅡ、GⅠを制覇し、川口オートでランキング1位に。20年11月にSG日本選手権で優勝。
中日スポーツ