今春選抜Vの東海大相模・門馬監督、今夏で退任 健康上の問題
今春の選抜高校野球大会を制した神奈川・東海大相模高の門馬敬治監督(51)が1日、同校で取材に応じ、今夏限りで監督を退任することを明らかにした。「健康上の問題で決断した」と述べた。 【明豊vs東海大相模】センバツ決勝を写真で 同校OBの門馬監督は、コーチを経て1999年に監督に就任。低迷していたチームを立て直し、積極的なプレースタイルを指す「アグレッシブベースボール」を掲げて、2000、11、21年春と15年夏の計4度、全国制覇に導いた。菅野智之投手(巨人)や田中広輔選手(広島)、小笠原慎之介投手(中日)ら多くのプロ野球選手を育てた。 退任を決めたのはセンバツ終了後といい、6月30日の練習後のミーティングで選手に伝えたという。門馬監督は「即決はできなかった。いろいろな思いがあった中で出した答え」と話した。13日の2回戦から登場する全国高校野球選手権神奈川大会については「『特別』ということは好きではない。いつも通り頂点を目指す」と語った。 関係者によると、後任には同校OBで元プロ野球・巨人捕手の原俊介・東海大静岡翔洋高監督(43)が有力視されている。【宮島麻実】