永田裕志プロデュース大会で故郷に凱旋勝利、秋山との共闘で潮崎・小峠組を撃破「2月の『LIMIT BREAK』の雪辱を何としてでもしたくて」
永田「プロレスラーとして、プロモーターとして、YouTuberとして全力で闘っていきたいと思います」
新日本プロレスは10月6日、千葉・東金アリーナにて『Wrestling Life 40周年 永田裕志 Produce Blue Justice XIV ~青義秋苑~』を開催した。 【動画】永田と秋山がタッグで潮崎と小峠と激突(試合ハイライト) この大会は“東金の英雄”永田裕志によるプロデュース大会であり、通算14回目を迎える。地元での開催ということもあり、多くのファンが集まった中、メインイベントでは特に注目のタッグマッチが繰り広げられた。 『Wrestling Life 40周年 永田裕志 Produce Blue Justice XIV ~青義秋苑~』 日時:2024年10月06日 (日) 14:30開場16:00開始 会場:千葉・東金アリーナ 観衆:1,387人 メインイベントでは、永田がDDTの秋山準とタッグを組み、プロレスリング・ノアで活躍する潮崎豪と小峠篤司と対戦。今回の試合は、今年2月の後楽園ホールでの試合で時間切れ引き分けとなった因縁の再戦でもあった。前回は永田が負傷し、不完全燃焼に終わったため、再戦への強い意欲が今回の一戦に込められていた。 まずは潮崎と小峠が先に入場し、続いて秋山が単独でリングに姿を現した。最後に永田が特別仕様のテーマ曲とともに入場すると、会場全体が大きな「永田」コールに包まれた。永田にとっては、地元での大舞台であり、ファンの期待は一層高まっていた。 試合の先発は永田と潮崎。試合序盤から激しい攻防が展開され、エルボーや逆水平チョップの応酬が続く。潮崎の強烈なチョップに対し、永田もローキックで応戦し、ダウンを奪うなど、序盤から一進一退の攻防が続いた。 ここで小峠が登場し、秋山に向けて挑発的な攻撃を繰り出すが、秋山も冷静に対処し、小峠を場外へと連れ出す。フェンスに打ちつけられる場面もあったが、両者の攻防は激しさを増し、会場の緊張感が高まっていった。 試合中盤、秋山が小峠にパイルドライバーを決め、試合の主導権を握る場面もあったが、小峠もヘッドバットやエルボーで反撃。さらに潮崎との連携も見せ、ノアチームが一時優勢に立つ。しかし、秋山のヘッドバットや永田のアームブリーカーなど、ベテランコンビの巧みな技術が試合を再び互角の展開に戻していった。 永田と潮崎の再度の対決では、激しいチョップ合戦が繰り広げられ、互いに一歩も譲らない姿勢が見られた。潮崎が逆水平チョップで優勢を保とうとするも、永田もエルボーとキックで応戦し、試合は白熱の展開へ。潮崎が永田を場外に連れ出しても、永田は決して諦めることなく、地元での勝利への執念を見せた。 試合終盤、潮崎と小峠の連携による合体技が炸裂し、永田をカバーする場面もあったが、秋山が素早くカットインし、危機を回避。試合の流れは激しく揺れ動き、観客も試合の行方に目が離せない展開が続く。潮崎のムーンサルトプレスが決まりそうな瞬間もあったが、永田が回避し、秋山とともに逆襲に転じる。 最終的に永田が潮崎にバックドロップホールドを決め、ついに3カウントを奪取。長年の盟友である秋山と共に、永田は故郷での勝利を飾り、会場は大歓声に包まれた。 試合後、永田はコーナーに上り、敬礼のポーズを決めた。秋山とがっちり握手を交わし、勝利を共に祝う姿に、観客からは再び「永田」コールが響き渡った。そして、永田はマイクを手に取り、感謝の気持ちを述べた。 「よーし、勝ったぞ~!! みなさまのおかげで勝てました。これからも東金アリーナで戦い続けます!」 この言葉に会場は再び拍手と歓声で応えた。来年の『Blue Justice』シリーズの継続を示唆し、永田は現役続行の意志を力強く宣言。 パートナーの秋山に対し「こんなに心強い盟友は僕にはいません!こんな盟友と巡り会えた、プロレス界でね、僕は巡り会えることができて最高に幸せです」と盟友との絆も強調し、今後の活動に対する期待を抱かせる形で大会を締めくくった。 ■試合後バックステージコメント 秋山「永田選手の記念大会に呼んでいただいて、ホント光栄です。お互いにね、同じ年数重ねてきてるんで、ここからはお互い、どこまでできるか、それもまた勝負だと思うんで、僕も永田選手に負けないように、1日でも長く、頑張りたいと思います。永田選手、ありがとうございました、今日は(※と、頭を下げる)」 ──今日の試合については 秋山「もう、彼(永田)の、この前の動けなかった悲しさっちゅうのはずっと感じてたから。今日はもう最初から『俺が行く』って感じだったから、やってくれると思ってました。まあ、前は永田選手がほぼ足のケガで動けなかったんで。でもまだ、2人とも動ければ、潮崎選手からでもまだ獲れるというのを見せれたんじゃないかと思います」 永田「今日のカード、2月の『LIMIT BREAK』の雪辱を何としてでもしたくて、また同じカードを組んでもらいましたけど、まあ前回よりね、ガッチリ動けたと思うんだけど。彼らの洗礼というか、そういうものをしっかりと今日は、前回の何十倍ももらった気がしますね。だから勝って、喜んで、ひとしおです、ハイ。ありがとうございました」 ──潮崎選手から獲った今回の勝利は大きい? 永田「大きいですね。ハイ。(潮崎は)ちょっとケガはあったみたいですけどね。やっぱり何だかんだ言って、NOAHの魂とかそういうものをずっと受け継いでる潮崎じゃないかなと、俺自身は思うんでね。まあ、ケガがあったり、いろいろ大変なことがあるみたいですけどね、彼はやっぱりNOAHの柱の一人だと思いますんで、タッグとは言え、勝ったのは大きいと思います」 ──次は佐倉市? 永田「はい、1月に佐倉市を予定してます。本当は今年中にやりたかったんですけどね、なかなかスケジュールが合わなくて。佐倉に向けて全力で戦います、年内にもまたいろんな試合がありますけども、それもしっかりやりながら、プロレスラーとして、プロモーターとして、YouTuberとして全力で闘っていきたいと思います。まあでも、今日は地元のお祭りがあってね、悪条件って言ったら大変申し訳ないですけども、十何年ぶりのお祭りなんでね、なかなか人が来てくれない、いつも来てくれるお客さんが来てくれない状況ですけども、そんな中でも、まああちらはあちらで盛り上がったようですし、今日やっぱりこれだけのお客様が来てくれて、大歓声を送ってくれたのは本当に感謝を申し上げます。ありがとうございました(※と、頭を下げる)。うれしかったです、はい。こういう温かいお客さんがいらっしゃるんでね、僕もまだまだ頑張っていこうと思います。たとえどういう状況であろうとも、まだまだしばらくは現役を続けたいと思います。ありがとうございました(※と、再び頭を下げる)。よろしいでしょうか(※と、敬礼)」 ──東金でプロモートを続けてきて、1年1年違う手応えを感じていますか? 永田「そうですね。やっぱり、地元の方々の信頼というものができているのがよくわかりますね。ここ2ヶ月、ヘタすると3ヶ月、4ヶ月、プロモーションという形でいろいろ挨拶回りに行ったり、そういうのをやったことで、やっぱりたくさんのお客様が東金大会を楽しみにしていただけるというのもありますし、ホントここは民間の方々の協力がものすごく大きいんでね、だからこそやっぱり新日本に少しでも還元できればと思いますし。また佐倉は佐倉でね、行政がありがたいことにいろいろ協力してくれて。なおかつ民間の方々も、めいっぱい協力してくださるのでね、この大会が終わって、すぐにまたプロモーション活動に行くでしょうけど、それが楽しみで仕方がないです。どうもありがとうございました(※と、また頭を下げて敬礼し)ゼアッ!」 ※潮崎、小峠はノーコメント <写真提供:新日本プロレス>
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