予約殺到のドコモahamo「月額2700円」対抗値下げ、本気の姿勢鮮明…異例の「契約遅らせると3000pt追加付与」も
NTTドコモは3月1日、オンライン専用料金プラン「ahamo」の料金を、従来発表していた税別2980円から同2700円に引き下げると発表した。 【全画像をみる】予約殺到のドコモahamo「月額2700円」対抗値下げ、本気の姿勢鮮明…異例の「契約遅らせると3000pt追加付与」も ahamoの先行エントリーは2月28日現在で160万を超える「殺到」と言える状況で、開通を遅らせた人に追加3000ポイントを付与するなどの、新施策も打ち出した。
税別2700円に料金を引き下げ、dカード特典を追加
ahamoの料金は、発表当初は税別2980円としていた。 ただahamo発表後に、競合他社が同様の料金プランで音声通話を分離することにより低価格を実現してきたこともあり、ahamoも同様に音声通話を分離して料金を下げればいいのでは、という声が届いていたという。 しかし、ahamoは国内通話5分無料という通話も含めたシンプルな1プランであるという特徴を重視するとともに、「20代のユーザーでも約90%が家族間などで音声通話を利用していること、社会人になると音声通話を利用する機会が増えること」などの理由から、プラン内容を変更することなく、料金を税抜2700円に下げることにした。 これにより、「税込でも2970円と3000円を切る料金設定になるため、お得感を十分に感じてもらえる」(NTTドコモ 常務執行役員 営業本部長・鳥塚滋人氏)と説明した。 また、ahamoの料金支払いにdカード GOLDを利用する場合の特典も新たに追加した。 具体的には、以下の2つだ。 ahamo利用金額の10%のdポイント(上限300円)を還元 5GBのボーナスパケットが付与 通常のdカードの場合、ポイント還元はないが、1GBのボーナスパケットが付与される。これらdカード特典は、ポイント還元がahamo開始と同時の2021年3月26日から、ボーナスパケット付与は2021年9月からの提供開始を予定している。
iPhone11も販売、全93機種対応、ケータイ補償サービスも
ahamoの料金引き下げと合わせ、ahamo対応端末も発表された。 iPhoneはiPhone 12シリーズも加えた21機種、Androidスマートフォンは72機種の、全93機種で動作を確認しているという。 いずれも2017年頃以降にドコモが販売した端末をほぼ網羅する形だ。それ以前に発売された端末や、ドコモ以外で販売された端末については現時点では未発表だが、それらも含めて現在も対応端末の確認を進めている段階。今後、動作確認できたものから順次ahamoサイトで告知する。 また、「おトクに購入できるおススメ機種」として、iPhone 11、Galaxy S20 5G、Xperia 1 IIの3機種を用意。これら3機種については、ahamoサイトからSIM契約と同時に購入が可能となり、販売価格も比較的安価に抑えられている。 また、キャリア端末ならではの特徴である「ケータイ補償サービス」に 対応することもわかった。 内容はドコモのケータイ補償サービスと同じで、ドコモでケータイ補償サービスを付けて購入した端末をahamoにプラン変更して利用する場合でもそのまま引き継がれる。 ただし、ケータイ補償サービス利用時はすべてオンラインで手続きする必要があるとのことだ。 ahamoはオンライン専用料金プランということで、契約手続きやサポートなどはすべてオンラインのみで完結する(店頭での案内は原則ない)。