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世界GP王者・原田哲也のバイクトーク Vol.39「混戦のMotoGP、8耐中止、そして全日本では……」

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WEBヤングマシン

エスパルガロとザルコのアクシデントはやむを得ない

1993年、デビューイヤーにいきなり世界GP250チャンピオンを獲得した原田哲也さん。虎視眈々とチャンスを狙い、ここぞという時に勝負を仕掛ける鋭い走りから「クールデビル」と呼ばれ、たびたび上位争いを繰り広げた。’02年に現役を引退し、今はツーリングやオフロードラン、ホビーレースなど幅広くバイクを楽しんでいる。そんな原田さんのWEBヤングマシン連載は、バイクやレースに関するあれこれを大いに語るWEBコラム。第39回は、レース界での様々な話題と、亡くなった岩崎選手について。 TEXT:Go TAKAHASHI

KTMの勝利はペドロサの貢献を抜きに語れない

モトGP第4戦チェコGPではKTM&ブラッド・ビンダーが優勝しましたね。この結果にはさすがにビックリしました。でも今シーズンが始まってからKTMはずっと調子がよかったのも確か。ダニ・ペドロサがテストライダーとして加入してから、KTMはどんどんマシンの完成度を高めています。ビンダーが素晴らしい走りをしたのは間違いありませんが、改めてテストライダーの重要さをじる出来事でした。 もしかすると多くの方が「優秀なテストライダーには開発能力がある」と考えているかもしれません。でも僕は、「マシンに起きている現象を的確に伝えられるテストライダーが優秀」だと思っています。具体的に「こうしてくれ」「こういうパーツを作ってくれ」と言わなくてもいいんです。マシンの現状をこと細かく説明できれば、あとはチーフエンジニアがそのコメントをもとに開発やセッティングの方向性を考えてくれます。

ペドロサは13年間もモトGPを戦い、経験は豊富です。間違いなく「どんな走りをしたら、どんな挙動が起こる」といったインフォメーションを豊富にコメントできるはず。それがチーフエンジニアの助けになり、開発が進むというわけです。

ビンダーのチームメイト、ポル・エスパルガロは残念ながらリタイヤしてしまいましたが、もし走り切っていればKTMのモトGP初優勝を1-2フィニッシュで飾れたかもしれません。本当に調子がいいんでしょうね。

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