松下洸平「笑顔になれる場所は大人も子どもも一緒」ドラマ「放課後カルテ」インタビュー
多くの人の心を揺さぶる「放課後カルテ」(日本テレビ系)が、いよいよ最終回まで残り2話となった。小学校の保健室を舞台に、松下洸平演じる、ぶっきらぼうな小児科医の牧野(松下)が、その観察眼で子どもたちの「見えないSOS」を見抜き救っている。「最終回に向けて牧野の心が少しずつ変わっていく」と語る松下に、「チーム放課後カルテ」として子どもたちと過ごした3か月を語ってもらったインタビューの3回目を送る。 ――クランクインの際「僕なりの主演としての在り方」を見つけたいとおっしゃっていましたが、ドラマ終盤を迎え、その在り方は見つかりましたか。 「クランクイン前にもお話ししたと思いますが、作品はみんなと作っていくものだと思っています。その気持ちは今も変わっていなくて、主演だからと言って気を張って、作品を先頭で引っ張って、みんなを一つにまとめて…ということはあまり今もしていないです。どちらかというと、常に監督やプロデューサー、出演者の皆さん、もちろん子どもたちとも話し合いながら作るというのが、僕の主演としての在り方かなと思います」 ――現場でのチームワークはいかがでしょうか。 「チームワークは、とてもいいと思います。やっぱり回を重ねるごとに、このドラマに関わる全ての人たちが『放課後カルテ』という作品を、みんなが話し合わなくても分かって撮影を進めるようになっているように思います。僕らなりの『チーム放課後カルテ』としての目指したい部分が一緒なのは、いいチームワークでやれている証拠だと思います」 ――子どもたちとの距離感は縮まりましたか。 「お芝居の経験の少ない子どももいるので、子どもたちには毎回撮影現場に来るのが楽しみであってほしいなと思っています。俳優というお仕事が難しくもあるけれど、楽しいものだと思えるような経験になってほしいので、差し入れも、なるべく知恵を使いながら用意しています(笑)。何よりも、この現場に来るのが楽しみだと思ってもらえるような現場作りは、チームの皆さん含め僕もやるようにしています」