「ほしい!」の声多数。息子を一人で男子トイレに行かせるのが心配なシンママが作った絵本が天才!
ウォシュレットのボタンを誤って押してしまったことも
――また、今の公共トイレって妙にボタンが多かったりハードルがすごく上がっていますよね。 志士ノまる:以前、ホテルに泊まったとき、息子がウォシュレットのボタンを押してしまってバスルームがびしょびしょになったことがあるんです。ホテルだったからまだ良かったけど、公共の施設であれをやられたら大変(苦笑)。 あと、1人でトイレに行かせると危険な場合もあると聞いています。小さい子どもが好きな人にいたずらされそうになったり。そういう性犯罪って、男の子相手にもあるんですね。だから、「ここは危ないだろうな」という公園のトイレには1人で行かせていません。あと、「怖いことがあったら逃げてくるんだよ」とも教えています ――豆本に「こわい!とおもったらすぐにでてきてね」というページがあったのは、そういうことなんですね。 志士ノまる:私もひとり親で男子トイレにはついていけないので「イラストでいろいろ教えておいたほうがいいかな」と思い、この豆本を作りました。
以前から何冊か絵本を作っていた
――豆本を読んだ後、お子様のトイレの仕方に変化や成長はありましたか? 志士ノまる:ぶっちゃけて言うと、彼はあまりハマらなかったみたいです(笑)。今まで息子のために何冊か本は作っていて、トイレに行ってくれなかった時期はどうにか行ってもらおうと『ちっちがでるぞ トイレにしゅっぱつ』という絵本を作りました。 息子は電車が大好きなんです。だから、今までの絵本には電車がモチーフの絵をどこかに必ず入れていました。『ちっちが~』には「トイレえきにとうちゃく!」という描写もあるし、すごく読んでくれましたね。今回の豆本には電車が出てこないので、空振りでした(苦笑)。 ――息子さんのトイレが上達するように、今までいろいろな試みを行ってきていたんですね。 志士ノまる:それはもう、いろんなことをやってきました。おまるを買ったり、ご褒美シール制度にしたり、トレーニングパンツで濡れたら気づくようにしたり。でも、基本的には全部ダメでした。結局、知能が成長することによって理解ができ、トイレを成功するようになったみたいです。普通の子より理解に時間はかかるけれど、やっと去年ぐらいからわかってきました。 ――ママの立場からすると、成長するまでの間はかなりヒヤヒヤされたでしょうね……。 志士ノまる:いや、もう本当に。「どうしたらいいんだろう?」と途方に暮れてしまうほどでした。