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「うがい薬」買い占め、高額転売…「まさに、マスクのときと同じ状況…」

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声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。8月6日(木)放送の「リポビタンD TREND NET」のコーナーでは、ネットニュースサイト「ねとらぼ」編集長・加藤亘さんに「うがい薬、違法や無関係な商品の出品相次ぐ」について伺いました。

鈴村:今回の経緯説明を詳しくお願いします。 加藤さん:大阪府の吉村洋文知事が8月4日(火)に、殺菌効果のある「ポビドンヨード」が含まれたうがい薬でうがいをしたところ、“新型コロナウイルスが減った”とする研究結果を発表しました。 これを受けて、フリマアプリの「メルカリ」や「ラクマ」、ネットオークション「ヤフオク!」などで、さまざまな「うがい薬」が多数出品される事態となりました。なかには、ポビドンヨードを含んでいないうがい薬や無許可販売が禁止されているうがい薬が出品される事態になっています。 例えポビドンヨード成分を含んでいたとしても、「第3類医薬品」に該当するうがい薬は、本来は薬剤師、または登録販売者しか販売できません。もちろん、Webサービスの規約でも出品は禁止されているのですが……。「ねとらぼ」が調査したところ、8月4日時点では定価の約1.5倍~4倍の高値になっていました。 鈴村:「メルカリ」や「ヤフオク!」は対処しているのですか? 加藤:メルカリは8月5日(水)に、ポビドンヨードなどの成分を含むうがい薬は医薬品に該当するため、改めて出品禁止の注意喚起をしました。また、医薬品ではないうがい薬であっても、高額出品は削除・利用停止の措置をとる可能性があるとしています。 「ヤフオク!」も、医薬品に該当するうがい薬は、見つけ次第、削除しているということです。薬品ではないうがい薬についても、高額な物は削除対象にしています。 厚生労働省は、こういった事態について「国としては(「ポビドンヨード」成分を含むうがい薬を)まだ推奨するとか、しないとかそういう段階ではない」「現時点で効果があるというには時期尚早ではないか」と説明しています。 研究をおこなった「大阪はびきの医療センター」次世代創薬創生センター長によりますと、今回発表した研究は、感染者の唾液のウイルスが減ることを示すもので、重症化や感染拡大を防ぐ効果を直接は示していないと説明しています。 うがいによって、唾液による飛沫感染の抑制を期待しているということですが、今後さらに研究を進める方針だそうです。 鈴村:研究としては、これからというタイミングなんですね。 加藤:そうですね、40人くらいを対象におこない、唾液から新型コロナウイルスが減少したという事象が確認されたということですが。 鈴村:それをこの時期に発表したということで、厚生労働省からは時期尚早と言われていると。ただ、研究結果としてはポビドンヨードの有効性というのは、可能性としてはあるという話ですか? 加藤:まずは研究を進めてからの結論ということになると思います。 鈴村:有効性が認められることは望ましいことだとは思いますけど、今の世の中の風潮としては、こういう情報がポンと出てくると、買い占めや転売が一気に広がってしまうという状況……。まさに、マスクのときと同じことが起きているわけですよね? 加藤:マスクもそうですし、トイレットペーパー、ティッシュペーパーのときもそうでしたけど、やはり人は流されると言いますか。どんどん話が伝わっていって、そのことが事実のようになっていったりするので、そのあたりは情報を受け取る側の注意が必要と言いますか、情報をきちんと精査するという力も必要だと思います。 鈴村:そうですよね。このポビドンヨードを含むうがい薬を、いま本当に必要としている人もいるはずです。そういう方が入手できない状況が起きてしまっているのは、本当に良くないことですよね。 加藤:そうですね。全国でうがい薬の品切れが相次いだことについて、使用を呼びかけた吉村府知事は8月5日(水)の定例記者会見で「予防効果があることは一切ないし、そういうことも言っていない」と釈明はしています。 鈴村:なるほど。あとは、高額転売に関しては、どうやって厳しく対処していくかというところですよね。 加藤:これは、もういたちごっこなんですよね……。需要と供給じゃないですけども、転売する方たちというのは、こういう情報に敏感。“これが流行る”とか“これは求められる”というものの買い占めなどに走るので、いたちごっこだと思います 鈴村:(コロナ禍で)このようなニュースや情報に飛びついてしまう心理もわからなくないと思います。ただ(このような情報を発信する公的立場の方は)ニュースが出ると、どうなるかをイメージして発表しなければいけないと感じました。受け取る側も都合の良いところだけをかいつまんで、短絡的な行動をとるのはよくあることです。発信する側、受け取る側の双方が気を付けなければならないと思いました。 (TOKYO FM「ONE MORNING」8月6日(木)放送より)

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