映画の世界観にどっぷり!観た後に余韻に浸りたくなるムービーを紹介!
しばらく余韻から抜け出せなくなりそうな、心にズンと響く最新作をお届け。もし自分だったら…?と、主人公が置かれたシチュエーションに自己投影して鑑賞してみて。
『マーメイド・イン・パリ』
人魚と人間の、禁断の恋模様をファンタジックに描く大人のラブ・ストーリー『マーメイド・イン・パリ』。絵本をめくるときの心躍る感覚と、恋愛が始まるときの高まり、終わらなければならない儚さがミックスされ、色彩豊かな映像で綴られた。 パリのバーで、パフォーマーとして働くガスパールは、ある夜、傷を負い倒れていた人魚ルラを見つける。彼女は、美しい歌声で出会う男性すべてを虜にし、恋に落ちた彼らの心臓を破裂することで命を奪っていた。ガスパールの命も奪おうとルラは歌うが、恋する感情を捨てた彼には、歌声がまったく効かない。
人魚の宿命とでも言うべきか、2日目の朝日が昇る前に、海に帰らなければルラは命を落としてしまう。焦るルラをよそに、ガスパールはせっせと介抱に務め距離を縮める。対照的な姿がキュートで、ルラを演じたマリリン・リマのコケティッシュな魅力に、観客も思わず恋に落ちてしまう。徐々に心が惹かれていったふたりの結末は…? ビター・スイートなエンディングに、どっぷり浸って。 『マーメイド・イン・パリ』 2021年2月11日(木・祝)より全国公開中 https://mermaidinparis.jp/ 配給:ハピネット
『哀愁しんでれら』
土屋太鳳×田中圭という人気俳優の取り合わせで送る『哀愁しんでれら』は、幸せな結婚生活を送っていた夫婦が、ちょっとしたひずみからバランスを崩していき、予想だにしない展開を迎える衝撃作。オファーを3度断り、覚悟の末引き受けた肝の据わった土屋の演技が、2時間、飽きさせない。 児童相談所で働く小春(土屋)は、家族4人で平和な日々を送っていたが、ある夜、怒涛の不幸に襲われる。泣きっ面に蜂状態の小春のもとに現れたのが、8歳の娘ヒカリを男手ひとつで育てる開業医の大悟(田中)。付き合ってすぐにプロポーズされ、舞い上がる小春だったが、そのムードは束の間だった。