将棋ブームに合わせ?大阪「王将碑」修理中 関係者「ある意味レアな光景」
将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が30年ぶりの記録更新となる29連勝をかけ現在対局が注目されている。大阪市福島区にある大阪市の関西将棋会館でも幾度も勝利を積み重ねており、SNSでも会場の写真を撮っては「ここでやってるんだ」とつぶやきも多く見かける。 【拡大写真と動画】通天閣・ネオンの色が毎日変わってる? その理由とは
藤井四段の人気で、子どもらが将棋人気が広がる「将棋ブーム」が起きているというニュースも多く見かけるが、筆者は将棋をやらないが、大阪で将棋といえば、同会館のほか、なにわのシンボル「通天閣」の下にある「王将碑」を思い出す。大正時代の将棋名人、坂田三吉を偲んで建てられたものだが、26日午前、出勤途中に見てみるとあの巨大な「王将」駒がなく、マスしか見えなかった。 近くで人力車を曳く國領翔太さんも「えっ、いつの間に知りませんでした」と苦笑。そこで地元である新世界でカフェを営む新世界町会連合会役員の近藤正孝さんに聞くと「あぁ、(自分は)担当やないんやけど、会議でもう古いから修理するって予算取ってたから、修理してるよ」と話す。 近藤さんは「これはある意味、レアな光景かしれんわな。ほんまは駒があって当たり前やし」と笑顔で語る。筆者もこのあたりは毎日通っており、駒があるのが当たり前と思っていたが、藤井四段のニュースを見てなかったら素通りしてこの光景に気づかなかったかもしれない。ある意味レアな光景を写真に残しておくとする。新しくきれいになったコマの完成が待ち遠しい。