『竈神社』に『ねずこ』 あの「兄妹」の名前が信州の神社に 地元も“鬼滅フィーバー”に期待
あの「兄妹」の名前が、長野県内の神社にも。大ヒットで社会現象を巻き起こしている「鬼滅の刃」。地元では、新たな観光スポットになればと期待を寄せています。 劇場版「鬼滅の刃」の興行収入は公開から20日余りで200億円を突破。長野県内でも、主人公たちが身にまとう「和柄」が注目されるなど、社会現象を巻き起こしています。 大町市では…。 (記者リポート) 「こちらの神社には、アニメの人気を支えるあの兄妹に関するものがあるのですが、一体何でしょうか?」 赤い鳥居が出迎えてくれる、こちらの神社。その名も『竈神社(かまどじんじゃ)』。 家族を鬼に殺された主人公の名は、竈門炭治郎(かまどたんじろう)。鬼にされてしまった妹は、竈門禰豆子(かまどねずこ)。漢字は一文字違いますが、読み方は同じ「かまど」です。 神社は元々、鬼門除けとして鎌倉時代に建てられましたが、明治時代に、火の災いから住民を守る意味合いで「竈」という文字を名に付けたとされています。 近所の人: 「最初にテレビを見たときに近くにあるじゃんと。やっぱり(ブームで)盛り上がってくれたらいいなと」 竈神社の宮司: 「こちらの神様は邪悪が入ってこないように守ってくれると。そういう意味では(『鬼滅の刃』と)同じような性格。コロナ禍の時代だからウイルスが退散するように願う」 一方、かつて「鬼女」がいたとされる長野市鬼無里。平安時代に鬼になってしまった「紅葉」を平維茂が討伐したと伝えられています。 地区にある加茂神社の境内にそびえたつ大木。その名は…。 鬼無里・案内ボランティアの会: 「ご神木に『ねずこ』というキャラクターと同じ名前の木がある」 樹齢400年以上、ヒノキ科のネズコ。「加茂神社のねずこ」として、市の天然記念物にも指定されています。 訪れた人は…。 市内から: 「わたしは『鬼滅の刃』の映画を観にいこうと思ったんですが、女房は紅葉の方にと。これから聖地の一つになるのではないですかね」 「鬼滅の刃」フィーバー。地元では、観光の新スポットになればと期待を寄せています。 鬼無里・案内ボランティアの会: 「鬼がらみではないですけど鬼無里を知ってもらって、お客さん自身も作品と似通ったものを探してもらえれば、楽しんでいただけるのでは」
長野放送