二宮和也さんはドレッシー、高橋大輔さんはスポーティー 2人が選んだ時計と時にまつわるエピソード
■ロンジンの「ロンジン マスターコレクション」
サンドブラスト加工を施したシルバーカラーの文字盤に、掘り加工でデザインしたブレゲ数字のインデックスを配するなど、ブランド創立190周年記念モデル(2022年発表)のアイコニックなデザインを採用した新作。1950年代後半に登場した画期的なモデルにオマージュを捧げ、デザインとテクノロジーを進化させた。18Kイエローゴールド製のキャップに合わせて、インデックスとリーフ針、リューズをゴールドカラーでそろえ、とてもエレガントな雰囲気だ。トレンドのグリーンのレザーストラップでモダンな雰囲気をさり気なく添えた。3気圧防水。自動巻き。径40㎜。厚さ9.35㎜。SS+18KYGキャップケース。アリゲーターストラップ。シースルーバック。44万4400円
■状況に合わせて柔軟に時間管理 プロフィギュアスケーター 高橋大輔さん
フィギュアスケートの現役時代は、大会に最高のコンディションで臨めるよう長期的な計画を立て、1日の練習や食事、睡眠などの時間をきっちり管理していたという高橋大輔さん。アイスショーに出る場合も変わらなかったが、2023年に引退後、自らのプロデュースによる新感覚の氷上エンターテインメント「滑走屋」をはじめて以降、決めたタイムスケジュール通りに過ごすことが難しくなってきたという。 「大会やショーに向かって練習のボリュームなどは変わってきますが、それでも以前は毎日のルーティンみたいなものがあり、それをこなしていけばよかった。でも今は『滑走屋』の他にも、いろいろなことが同時進行しており、ルーティンを守れない。ボクは一つひとつのことに集中しないとダメな性格なので、最初はそれがすごいストレスだった」 「今日も集中できなかったとクヨクヨするのはやめにして、状況次第でスケジュールは変わるものだと思うようになりました。例えば今日の分の練習がこなせなかったとしても、この期間内にトータルで同じだけできていればいいと考えるように。まだまだ慣れませんが、柔軟に時間と向き合うようになって、ストレスがぐっと軽くなりました」 そう語る高橋さんの腕にあったのは、ロンジンの「コンクエスト」コレクションのクロノグラフ。スポーティーな雰囲気もあるモデルだが、サブダイヤルとベゼルのブルーがネイビーのスーツとぴったりリンクし、手元のエレガントなアクセントとなった。 「最近は小ぶりなドレスウオッチばかり着けていたので、こういう男らしい時計は久々でした。ちょっとフェイスが大きいかなと思っていましたが、着けるとしっくり来ますね。シルバーとブルーの爽やかなカラーリングの中で、さり気ない赤の差し色も好印象。そこはかとなく大人の色気も感じます。今日はスーツと合わせましたが、いろんなスタイルに合わせてみたいですね」
■ロンジンの「コンクエスト」
2023年に登場し、世界的な大ヒットとなったクロノグラフモデルの新色。精悍(せいかん)なシルバーマットの文字盤に、ブルーのサブダイヤルとセラミック製タキメーターベゼルをセットし、爽快な雰囲気に仕上げた。アクセントとなるレッドがスポーティーなニュアンスを高めている。10気圧防水。自動巻き。径42㎜。厚さ14.3㎜。SSケース&ブレスレット。シースルーバック。59万1800円 聞き手:THE NIKKEI MAGAZINE 編集長 松本和佳、構成:吉田巌、写真:筒井義昭 =この項おわり ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。