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香港デモで民主派リーダーが見せた危惧「中国に送られてしまう…」

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SmartFLASH

「香港独立、唯一出路(香港独立だけが唯一残された道だ)」  6月4日、数千人のシュプレヒコールが、香港のビクトリアパークに響き渡った。 【写真多数あり】香港の自由を訴える団体  この日、1989年6月4日に発生した天安門事件から31周年を迎え、香港では毎年恒例の天安門事件追悼集会がビクトリアパークで開催されるはずだった。昨年は事件から30周年を迎え、ここ数年で最高となる18万人が参加した。  しかし香港政府は、3月末よりコロナウイルス感染拡大防止を口実に、5人以上が集まることを禁止する条例(限聚令)を制定。5月8日には9人に緩和されたが、4月下旬以降、海外からの帰国者を除き、ほぼ新規の感染者が出ていないにもかかわらず、6月18日までの延長を決定。5月より本格的に再開されたデモでは、参加者の逮捕の口実に使われてきた。  さらに5月28日、中国政府が全国人民代表大会で香港版「国家安全法」を採択したのに加え、この6月4日に香港立法会で、中国国歌の替え歌などの侮辱行為に最高で罰金5万香港ドル(約70万円)や最高3年の禁固刑が課される「国歌法」が強硬採決され、民主派やデモ参加者の失望と怒りは最高潮に達していた。香港では、若者を中心に、中国の国歌「義勇軍行進曲」を嫌う人が多いのだ。  5月24日と27日にも大規模なデモが計画されたが、香港政府は3000人規模の武装警察を配備し、デモ隊を弾圧。コーズウェイベイ、旺角などで数百人の逮捕者を出していた。  この日も警察はコロナ感染予防を口実に集会を不許可とし、会場には鉄柵が張りめぐらされ、SARSのときにも開催された集会が初めて不許可となった。これに対し、主催者はオンラインを使ったり、香港各地に会場を分散し追悼するよう呼びかけた。  夜の7時ごろになると、ビクトリア公園にも多くの人々が集まりだし、人々は鉄柵を超えて中に入りはじめた。その流れは数百人に膨れ上がり、ついに鉄柵は倒され、ソーシャルディスタンスを取りながらも、公園は集会参加者で埋め尽くされた。

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