FIBAがパリ五輪出場国のパワーランキング第1弾発表…日本代表は全体10位に格付け
7月12日、国際バスケットボール連盟(FIBA)が公式サイトにて「パリ2024オリンピック」に出場するバスケットボール男子代表チームのパワーランキング第1弾を公開。日本代表(FIBAランキング26位)は出場12チーム中10位に格付けされた。 いまだ各チームが五輪へ向けた親善試合などをスタートした段階ではあるが、1位には五輪4連覇中でFIBAランキングでも1位に君臨するアメリカ代表が選出。昨夏の「FIBAワールドカップ2023」で優勝したドイツ代表が2位で続き、今大会の最注目選手でもある身長224センチのビクター・ウェンバンヤマを擁する開催国のフランス代表、NBAシーズンMVPに3度輝いたニコラ・ヨキッチがけん引するセルビア代表といった優勝候補が上位に並んだ。 日本代表は予選ラウンドで対戦するブラジル代表に次ぐ10位にランクイン。FIBAは記事内で日本とドイツが五輪直前に親善試合を戦うことに言及し、「ホーバスHCは27日に行われる五輪初戦のドイツ戦に向けて、19日の親善試合ではいくつかの戦術を隠す必要がある」とコメント。ただ、今大会は特に五輪本番での対戦を控えるチーム同士で直前に親善試合を組むケースが多いことにも触れ、「このレベルになると『もう秘密なんてない』という言葉で満ちているのだろう」と綴っている。 なお、日本より下位に格付けされたのは、5大会ぶり10度目の出場となるプエルトリコ代表と、初出場を果たした南スーダン代表。いずれも優勝候補のアメリカ代表、セルビア代表と同じグループCに入ったチームで、FIBAは南スーダン代表について「ビギナーズラックとは対極的なドロー」と、同国にとって“不運な組み合わせ”になったことを強調。一方で、プエルトリコ代表については、アテネ2004オリンピックで同国がアメリカ代表から金星を挙げたことを振り返り、「我々がリストの下位にプエルトリコ代表を置き、その後彼らが波乱を巻き起こしてトーナメントを勝ち進むことがある」としている。 パリ五輪でベスト8進出(予選ラウンド突破)を目標に掲げる日本代表は今後、日本時間19日27時から五輪初戦でも戦うドイツ代表(同3位)、21日27時からセルビア代表(同4位)と強化試合を実施。パリ五輪の予選ラウンドでは27日にW杯王者のドイツ代表、31日に開催国のフランス代表(同9位)、8月2日に世界最終予選を勝ち抜いたブラジル代表(同12位)と対戦する。