『キングダム』大ヒット&『ゴールデンカムイ』でも主演 山﨑賢人"実写キャラ大渋滞"に囁かれる懸念
俳優の山﨑賢人(29)が9月12日、都内で行われた主演映画『キングダム 運命の炎』の大ヒット御礼舞台あいさつに共演の吉沢亮(29)とともに出席した。同作は原泰久氏の人気漫画を実写映画化する『キングダム』シリーズの3作目。イベントでは、11日までに観客動員数は358万人、興行収入は51.3億円を突破するヒット作となったことや、4作目の公開が決定したことが発表された。 【画像】すごい…!台本を手にアツく語り合う山﨑賢人と松下洸平「画になりすぎる」ロケ風景 「原作コミックはこの舞台あいさつの時点で69巻が既刊で、4作目の時点でもコミックの3分の1にも到達しない。なので、いつまで続けるのかという問題が浮上しているようだが、さすがに、山﨑も年齢を重ねるとアクションの質が落ちてくるだろうし、山﨑より年齢が上のほかの共演者も長期間のロケをこなすのが体力的にキツくなりそう。関係各所が話し合って”落としどころ”を決める必要がありそうだ」(映画業界関係者) 同作公開後には、山﨑が人気コミックを実写化した『ゴールデンカムイ(金カム)』(’24年1月19日公開)で主人公・杉元佐一役を演じることが発表されたが、このところ、山﨑はコミックの実写化映画への主演続きで、いずれもなかなかのヒット作となっている。 二階堂ふみ(28)とW主演の『オオカミ少女と黒王子』(’16年)は興行収入12.1億円、交際が報じられている広瀬すず(25)とW主演の『四月は君の嘘』(’16年)は14.2億円。川口春奈(28)とW主演した『一週間フレンズ。』(’17年)は7.9億円、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(’17年)は9.2億円、『斉木楠雄のΨ難』(’17年)は10億円。そして『キングダム』(’19年)は57.3億円、高畑充希(31)とW主演の『ヲタクに恋は難しい』(’20年)は13.4億円、『キングダム2 遥かなる大地へ』(’22年)は51.6億円をそれぞれ記録している。 さらに、土屋太鳳(28)とW主演の『今際の国のアリス』は’20年にシーズン1がNetflixで配信され、昨年シーズン2が配信された。 「大きく外したのは『ジョジョ』のみで、第2章以降の製作が白紙になってしまった。人気コミック原作を演じるには原作のイメージを崩さずに、なおかつ実写作品としてクオリティーを保つのはなかなかに難しく、それを成功させてきたのは山﨑ならでは。あまり役作りをせずに現場での直感を大事にすることでそれを成し遂げ、気づいたら原作が〝大渋滞〟に。とはいえ、事務所としても、次々と実写化をこなすことで、1つのキャラのイメージを固定させないようにという戦略もあったようだ。 以前は制服姿の役や、その時点で自分よりも格上の女優とのW主演が多かった。しかし、『キングダム』のヒットにより、身体能力を生かしてのアクションが得意で年齢が若く、端正な顔立ちなのにワイルドさもあり、アニメ的な少々クサイセリフも違和感がないこともあってオファーが殺到。だが、そのおかげで原作がない普通の役が見られなくなっている」(芸能記者) 米のSF小説が原作の主演映画『夏への扉―キミのいる未来へ―』(’21年)は公開後、まったく話題にならず。また、昨年10月期のTBS系日曜劇場枠で放送された、若き天才ゲーム開発者役で主演したオリジナルドラマ『アトムの童』は全9話の平均世帯視聴率が9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。放送枠のほかのドラマに比べると低調だった。 なかなか、山﨑が〝素顔〟で挑む役を見ることができなくなっているが、果たしてそれは彼にとってプラスなのか。いつまで〝実写キャラ〟をこなし続けるのかが注目される。
FRIDAYデジタル