楽天・浅村の金言「全部スマホにメモしました」中日・石垣 “師匠”の打撃理論の肝は「フライ」と「5対5」
中日の石垣雅海内野手(22)が16日、東海テレビのドラゴンズ応援番組「ドラHOTプラス」に生出演した。自主トレをともにした楽天の浅村栄斗内野手(30)から学んだ打撃を武器にレギュラー争いに殴り込む。 浅村との愛媛県での合同自主トレを終え、お土産いっぱいで帰ってきた。「得るものがむちゃくちゃありました。聞きたいことがあれば聞いて、それを全部スマホにメモしました。技術的なところもメンタル面も聞きました」。まさに充実の時を過ごした。 打撃面では主に2つのアドバイスをもらった。1つはバットの軌道についてだった。 「自分は最短でバットを出そうとし過ぎて右肩が出てしまうので、もっとフライを打つイメージで下からバットをボールに入れてあげればいいと言われました」 2つ目はスイング時の体の軸について。 「打つときに突っ込んだり、逆に後ろに残りすぎたりするので、左脚を着地したときに体重の比率が5、5になるようにと。いつでも打てる状態をつくることが大事だとアドバイスをもらいました」 球界を代表する右打者から、飛躍への大切な助言を授かった。 昨季はプロ初ホームランを放った。今季の目標は「2桁本塁打」。「チームは『長打力不足』と取り上げられることが多い。自分は長打にこだわりたいと思って浅村さんに自主トレをお願いした」と語る。 初のキャンプ1軍スタートも決まり「初日からアピールできるようにしたい。『あっ、違うな』と思ってもらえるようにアピールしたい。打つことが浅村さんへの恩返しになる」と鼻息は荒い。強打者のエッセンスが注入されたフルスイングで、レギュラーへの扉をこじ開ける。
中日スポーツ