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政治報道に隠れた“夢”のあるニュース(1) はやぶさ2の動向

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ニッポン放送

「報道部畑中デスクの独り言」(第208回) ニッポン放送報道部畑中デスクのニュースコラム。今回は、小惑星探査機「はやぶさ2」の動向について―

自民党総裁選、立憲民主党結党大会、菅内閣誕生と、このところ永田町の話題が世の中を賑わしていますが、そうしたなかでも科学技術、自動車の分野でいくつか“夢”のあるニュースがありました。遅ればせながら、それらについてもお伝えして行きます。 まずは、小惑星探査機「はやぶさ2」の動向。今年の暮れ、2020年12月6日に、小惑星「リュウグウ」から採取した粒子が封入されたカプセルが地球に帰還します。いまはそのゴールに向けた運用が着々と進んでいます。 9月15日夜、はやぶさ2はイオンエンジンを点火して軌道の微修正を行い、イオンエンジンは無事に帰還ミッションの任務を終えて「完走」。JAXA宇宙科学研究所のツイッターによると、速度誤差はわずか秒速0.05ミリで、「100点満点のフィニッシュ」だったということです。 一方、探査機「はやぶさ2」本体は以前小欄でお伝えした通り、カプセルを分離した後は拡張ミッション=「第二の宇宙への旅」に向かいます。 その行き先について、JAXA=宇宙航空研究開発機構ではこれまで綿密な検討がされて来ましたが、310個の小惑星から2つの候補に絞られ、今回、そのうちの1つ、「1998KY26」と称する小惑星を目指すことが明らかになりました。 その小惑星「1998KY26」は、直径わずか30mほどの天体です。探査機「はやぶさ2」が粒子を採取したリュウグウは直径約900mで、その30分の1の大きさとなります。 この小惑星は、いまから22年前の1998年6月、地球から約80万kmの距離を通過し、アメリカのレーダーに観測されました。惑星の直径の他、自転周期10.7分、つまり、わずか10分ちょっとで1周してしまうことがわかっています。 目標までのプロセスですが、カプセル帰還後の2020年12月に、探査機「はやぶさ2」は地球の引力などを借りて向きを変える「スイングバイ」により、金星と地球の公転軌道の間を回ります。その後も小惑星の近くを通る「フライバイ」や、地球からの「スイングバイ」を経て、2031年7月に小惑星に接近する計画です。

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