アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットから贈られた名画を売却
アンジェリーナ・ジョリーが売却したのはイギリスの元首相ウィンストン・チャーチルが1943年に制作した作品「Tower of the Koutoubia Mosque」。油絵が趣味だったチャーチル元首相がモロッコのマラケシュにあるクトゥビーヤ・モスクを描いたものである。チャーチル元首相在任中にアメリカの大統領だったアメリカのフランクリン・ルーズベルトに贈られた。
この絵はルーズベルト元大統領の息子が相続、その後アートディーラーに売却された。それが巡り巡ってニューオーリンズの画商のもとへ。新聞「ニューヨークポスト」によるとブラッドは匿名で2011年にこの画商から295万ドル(約3億円)で購入。アンジーにプレゼントしたという。
アンジーが2016年にブラッドと破局したのはご存知の通り。彼からのプレゼントも処分しようと決意したよう。最近、この絵を売却したことが明らかになった。同紙の報道によるとオークションハウス「クリスティーズ」を通じて競売にかけられた。推定価格はなんと340万ドル(約3.5億円)。
以前からアートや建築に詳しいことで知られるブラッド。第2次世界大戦を舞台にしたクエンティン・タランティーノ監督の映画『イングロリアス・バスターズ』に出演したことでチャーチル元首相の絵画に興味を持ったという。この映画にもチャーチル元首相が登場するが、ブラッドはアンジーを連れてイギリスにあるチャーチル博物館を訪れるほど関心を持っていた。きっとこの絵画にも少なからず思い入れがあったはず。今頃買い戻したいと思っているかも。