【解説】“今季最強寒波”で北日本を中心に大雪続く…週末は日本海側山沿いで大雪の予想 車の立ち往生や雪道運転に対策を
この週末は大雪のおそれがあり、雪道運転と降り続く雨による土砂災害に注意してほしい。 【画像】今後の雪の予想は?月曜まで続く見通し ◆すでに平年の2倍を超える積雪量 13日午後4時現在の積雪は、青森県酸ヶ湯で1メートル61センチと平年の1.6倍、北海道岩見沢市では83センチと平年の2.5倍を超えている。 13日は低気圧が日本付近を通過中で、14日に低気圧が日本の東海上へと進み、冬型の気圧配置になる。これにより日本の上空には寒気が入り、雪雲がさらに発達する見込みだ。 中国地方から北海道にかけての日本海側では、週末から週明けにかけて山沿いで大雪に警戒してほしい。普段は雪があまり降らない九州や四国、紀伊半島などの山沿いでも雪が降る可能性があるのでスリップ事故など車の運転は注意。寒気の影響で大気の状態も不安定になるため、落雷、竜巻などの突風、ヒョウ、急な強い雨の恐れもある。 また、北陸の平地では、長引く雨で土砂災害にも注意だ。 ◆3日間降雪量1メートル予想の範囲拡大 日本気象協会が予想した16日(月)午後6時までの72時間降雪量予想では、降雪量1メートル以上の紫色の範囲が12日の予想よりも増えた。これは16日(月)も雪が続くと予想されるためだ。 72時間(3日間)で降雪量が、1メートル以上と予想される紫色は、秋田県、岩手県、山形県、福島県、新潟県、長野県、岐阜県、富山県、石川県、福井県。 80センチ以上の赤色は宮城県。60センチ以上のオレンジ色は北海道、青森県、群馬県、兵庫県、鳥取県、岡山県。 40センチ以上の黄色は島根県、広島県。また、1センチ以上の白色は九州、四国、紀伊半島に予想されている。 ◆車の立ち往生対策を… 繰り返しになるが、普段雪があまり降らない地域での降雪や豪雪地域でもシーズン初めの大雪の場合は、準備不足から車の立ち往生が多発する。山沿いを運転する方は、スタッドレスタイヤの装着、タイヤチェーンの携行はもちろんだが、もしもの場合に備えて、食料、飲料水、防寒着、スコップ、携帯トイレなども持って行ってほしい。 (執筆:フジテレビ気象センター 三井良浩)
三井良浩
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