日本―台湾　２点三塁打を放ち、塁上で胸を指さす清宮

◇２３日　「ラグザス　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　第３回　プレミア１２」２次リーグ　日本９―６台湾（東京ドーム） 　侍ジャパンの清宮幸太郎内野手（日本ハム）が「７番・三塁」で出場し、４打数１安打２打点。５回２死二、三塁から右中間フェンス直撃の２点適時三塁打でチームの勝利に貢献した。 　しっかりとバットでみせた。１点差に迫られた直後の５回２死満塁で清宮。「満塁で回ってきたので、来たぞ来たぞとわくわくした気持ちで楽しんで打席に入れました」。初球に暴投で１点を追加し、なお二、三塁。フルカウントからの１４９キロ直球を振り抜いた打球は右中間フェンスに直撃した。ボールが転々とする間に走者２人が生還する適時三塁打となった。 　この日は２４日の決勝を見据えて主力選手を温存。「７番・三塁」で３試合ぶりにスタメンに名を連ねた。試合前には「ｅプレミア１２」の表彰式にプレゼンターとして出席していたイチローさんと再会。「ご無沙汰ですという感じです。ちゃんと見てるからって言われました。けん制は捕れよ、とも」と１８日のドミニカ共和国戦（台湾・天母）で一塁けん制を捕れなかったことを強烈にイジられたという。 　しかしどんなこともプラスに捉えられるのが清宮の良さ。「めちゃめちゃ頑張れそうです。そんなけん制まで見てくれていてうれしかったです。そんなところまで見てくれるのかって」。このメンタルがあるからこそ、プレッシャーの掛かりそうな打席でも「楽しむ」ことができる。 　連覇まであと１勝。相手は３度目の対戦となる台湾。「きょうまで良い流れで試合を運べているので、この勢いのまま圧倒したい」。勝つのはオレたちだ―。