【香港】7月の輸出13.1%増、4カ月連続2桁増
香港政府統計処は27日、香港の7月の輸出額が前年同月比13.1%増の3,904億2,000万HKドル(約7兆2,500億円)だったと発表した。5カ月連続のプラス成長で、4カ月連続の2桁増となった。 7月は最大輸出先の中国本土をはじめ、2番目の市場である米国向けも好調だった。東南アジアの主要市場も軒並み伸びた。 本土は23.0%増の2,280億7,900万HKドル、米国は19.7%増の281億5,200万HKドルだった。3位のベトナムは21.7%増の124億8,100万HKドル、4位のオランダは78.9%増の117億2,200万HKドルと大きく伸びたが、5位のインドは27.9%減の111億9,100万HKドルと振るわなかった。日本は3.8%減の69億7,900万HKドルでマイナスだった。 輸入額は全体で9.9%増の4,122億6,200万HKドルとなり、輸出と同様に5カ月連続のプラスとなった。最大の出荷元である本土からは12.2%増の1,822億100万HKドル。2位の台湾は20.6%増の501億8,600万HKドル、3位のシンガポールは2.4%増の290億8,600万HKドル、4位の韓国は34.4%増の203億9,800万HKドルと軒並み好調だった。日本は5位で、4.7%減の182億600万HKドルとマイナスだった。 7月の貿易収支は218億4,200万HKドルの赤字となった。 1~7月の累計では輸出額が前年同期比12.4%増の2兆5,731億8,200万HKドル、輸入額が8.0%増の2兆7,559億6,500万HKドル。貿易収支は1,827億8,300万HKドルの赤字だった。 政府報道官は今後について、地政学的緊張と貿易摩擦がリスクではあるものの、外需が安定していれば香港の輸出は好調を維持するとして、前向きな見通しを示した。