こしょう価格高騰 産地ベトナム減産 農家売り惜しみ「原料枯渇」 日本96%が輸入品
■96%が輸入品の日本 今後価格どうなる?
なぜこしょうの価格が上昇しているのでしょうか?輸入業者に聞きました。 新井清太郎商店 米村佳さん 「最大の生産国ベトナムで大幅に減産ということになった。生育に対して必要な時期に雨が降らなかったり、日照時間が足りなかった」 ベトナムのこしょうの生産量は、世界の3分の1以上を占めています。しかし、天候の不順で十分にこしょうが育たず、生産量が減少。これが価格高騰の主な原因になっています。 さらに、世界的に食の西洋化が進み、こしょうの需要が高まっていることも影響しています。 米村さん 「農家が売り惜しみしちゃっている。(価格が)上がっていくなかで、これからも上がるだろうと考えた農家は、原料をあまり売りたがらない。そういった意味で、原料が市場に少なくなった」 国内で流通しているこしょうの96%を輸入に頼っている日本。今後、価格はどうなるのでしょうか? 米村さん 「生産の栽培面積を増やしたり、来年はもう少し植えようかなという動きは出てくると思います。植えてすぐこしょうの実が採れるわけではないので、時間がかかる。為替が向こう半年、1年でどういうふうに動いていくのか、少し様子を見ていく必要がある」 (「グッド!モーニング」2024年11月29日放送分より)
テレビ朝日