チャールズ英国王、豪で精力的に公務 王室支持求めアピール
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【10月23日 AFP】オーストラリアを6日間の日程で訪れた英国のチャールズ国王(King Charles III)とカミラ王妃(Queen Camilla)は22日、終日公務をこなす最終日を迎え、夕方にはシドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)を訪問し、オーストラリア軍の観艦式に臨んだ。 豪州では英国王を元首とする立憲君主制から共和制への移行を目指す動きが起きており、チャールズ国王は王室支持への強化を図るため、精力的に公務に励んだ。 昼食時には、「現代豪州の文化的多様性」をテーマに開催された地域のバーベキューイベントに出席。午後には、著名な腫瘍研究者とがん患者らと面会した。 また夕方には、シドニー・オペラハウスの前庭で一般市民と交流した後、港で海軍の観艦式に臨み、空軍の儀礼飛行を観覧した。 チャールズ国王は皇太子時代の1983年、当時21歳だったダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)と共にシドニー・オペラハウスを訪れている。 この時は市民から大歓迎を受け、英王室のPRとしては大成功したかに思われたが、注目を一身に集めたダイアナ妃は涙を流している姿を写真に撮られていた。その後、2人は別居し、離婚した。(c)AFPBB News