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コロナ不況の中、オープンソースの利用が増加--Tidelift

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ZDNet Japan

 米国株式市場は異常な上昇基調が続いているかもしれないが、Tideliftによると思慮深い一般企業は財政的な苦境の中でオープンソースの利用を増やしているという。  その理由は実際のところ極めてシンプルだ。オープンソースは成果をもたらす上に、安価だからだ。このため、賢明な企業は世の中の経済が悪化している局面にあって、オープンソースに向かうのだ。コミュニティー主導のオープンソース向けの大規模な商用サポートと管理を実現するTideliftによる3回目の年次調査「The managed open source survey」には、この考えを裏付ける内容が記されている。  Tideliftの最高経営責任者(CEO)Donald Fisher氏は「今回の調査で明らかになった内容は、2000年代初頭の不況の後に始まり、2008年の経済危機後まで続いたトレンドの延長線上にある。組織は経済環境が厳しくなるとオープンソースに向かう。というのも、オープンソースはコストの削減に役立つとともに、イノベーション能力の向上をもたらすためだ」と説明している。  具体的には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によってもたらされた不況の中で、より少ないコストでより多くを成し遂げるということに尽きる。 組織の42%は、アプリケーション開発予算が削減されたとしており、44%はオープンソースの利用を増やすだろうと回答している。 不況時にアプリケーション開発におけるオープンソース利用を増やす1番の理由として、3分の2を超える組織(68%)が時間やコストの削減を挙げている一方、回答者のほぼ半数(48%)がアプリケーション開発/保守の効率向上を挙げている。  また興味深いことに、企業の規模が大きいほどオープンソースの促進理由として効率を挙げている(従業員数が1000人を超える企業では61%であるのに対して、1000人以下の企業では41%)。  さらに、企業がオープンソースに向かい続けているもう1つの理由は、プロプライエタリーなベンダーによるロックインを避けるというおなじみのものだ。組織の40%が高価なプロプライエタリーソフトウェアを置き換え、将来的な支出に対する統制力を高める手段としてオープンソースを捉えている。この点も、大企業ほど重要な理由として挙げている(従業員数が1000人を超える企業では50%である一方、1000人以下の企業では37%)。

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