J3讃岐とバスケB2香川 閉校の中学を“共同拠点”に
サッカーJ3讃岐と、バスケットB2香川が26日、高松市と合同で閉校した市内の鶴尾中学校跡地の利用に関する記者会見を実施した。 生徒数減少によって2021年3月に閉校した鶴尾中の活用案を高松市が募集し、両チームから要望で利用が実現。J3讃岐が校舎の一部を事務所、倉庫はトレーナールーム、ミーティングルームとして、B2香川は体育館をトップチーム、U-18、U-15の専用練習場として使用する。 讃岐はクラブハウスに関する問題を常に抱えており、試合前のミーティングは市内のホテルを借りるなどして行ってきた。今回、元図書室を専用のミーティングルームとすることで、全選手が集まることが可能に。試合後の反省会や勉強会などをストレスなく実施できるようになったという。 香川はこれまで専用の練習場がなく、公共の体育館を予約して使用していた。練習時間の制約がなくなり、個人練習などの時間も大幅に増加するという。藤田秀彰代表取締役は「次の飛躍につなげたい」と、チームのレベルアップを誓った。また月曜の夕方には一般開放もしており、地域との交流にも力を入れていく。 異なる競技のプロスポーツチームが同一施設を拠点とすることは珍しく、同席した大西秀人高松市長は「学校という地域の方々の思い入れのある場所なので配慮しなければいけないが、鶴尾中跡地にプロスポーツチームの拠点がある、ということはアピールしていきたい」と、今後の支援について語った。