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地球の月と木星の月たち

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いくつの月を見るけることができますか? この画像は、NASAの「Astronomy Picture of the Day」に掲載された1枚の写真です。ぱっと見では、左側に大きく写っている地球の「月」のみが写っていると答えるでしょう。しかし、この画像には別の「月」もしっかり捉えられているのです。 画像の右上を見てみると、小さいながらも輝く星と、更に目を凝らしてみるとその星の周囲に4つの点を見つけることができます(スマートフォンで見る場合は画像を拡大してみてください)。これは、木星とその月(衛星)を示しています。木星は今の時期(2020年夏~秋ごろ)の夜空に非常に目立つほど輝いているため、誰で簡単に発見することが可能です。それに、観測シーズンでは小さな天体望遠鏡や双眼鏡を用いることで、木星の月の中でも極めて大きい「ガリレオ衛星」も観測することもできます。

「ガリレオ衛星」は、1610年にイタリアの天文学者「ガリレオ・ガリレイ」が観測し、その愛称で呼ばれるようになりました。一番上の点のように写っている画像では左上から一直線に「イオ」「ガニメデ」「エウロパ」「カリスト」が並んでいます(こちらの画像では「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」の順です)。 各衛星の名前は、ガリレオと同時期に観測していたとされるドイツの天文学者「シモン・マリウス」によって、木星の英語名ジュピター(ユピテル)の神話から、取り巻く愛人たちの名前がつけられています。ちなみに、現在も運用中のNASAの木星探査機「ジュノー」はローマ神話の主神「ユピテル」の妻の名前から付けられており、今の木星は周回する愛人たちと観測する妻という、人間で言えば修羅場な状態ですね。 また、ガリレオ衛星は近年の研究結果で様々な新事実が報告されています。「イオ」の火山活動の研究結果や「ガニメデ」の巨大なクレーター、「エウロパ」では塩や水蒸気が確認されています。さらなる謎の解明には、2022年に打ち上げが予定されている木星氷衛星探査計画「JUICE(JUpiter ICy moons Explorer)」に期待が寄せられています。 そんな科学と神話にまつわる「ガリレオ衛星」の話を踏まえつつ、週末はゆっくり木星観測をしてみませんか?

sorae編集部

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