電子マネーを買えば数億円もらえる? きっと詐欺…振込依頼に来た高齢者を行員が説得
日置警察署は6月28日、プリペイド式電子マネーを悪用した詐欺の被害を未然に防いだとして、鹿児島県日置市の南日本銀行伊集院支店(肥後倫幸支店長)に感謝状を贈った。 【関連記事】屋久島トレッキング中に遭難…衰弱した60代男性を救ったイラストレーター「人ごとではなかった」
6月初め、同支店を訪れた70代男性が「ここにお金を振り込みたい」とスマートフォンの画面を見せた。不審に思った行員の羽生恵さん(46)が、中島勇輝副支店長(39)に相談。男性の「電子マネーを購入すると数億円もらえるというので手続きしたが、確認できないというメールが来た」という話から、詐欺の可能性が高いと判断し警察に通報した。 同署が電子マネー運用会社に問い合わせ、男性の購入分は未使用と判明。返金手続きをした。中島さんは「実害がなくてよかった。改めて窓口応対の大切さを実感した」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島