慶大の4番・萩尾が2位決定弾 早慶戦制し本塁打と打点の2冠締め【東京六大学野球春季L】
◇29日 東京六大学野球春季リーグ戦 慶大5―3早大(神宮) 早慶戦は慶大が連勝して勝ち点3とし、勝率で立大と法大を上回って2位となった。4番の萩尾匡也外野手(4年・文徳)が5回に左翼ポール際に決勝3ラン。早大は勝ち点1に終わった。 ◇ 最多本塁打、最多打点とともに、チームの2位も決めた。慶大の萩尾が5回無死一、二塁で左翼ポール際に勝ち越し3ラン。5本塁打、17打点はともにリーグトップ。「監督指令の5本を達成できたのもうれしいが、チームに貢献できたことが数字に出る打点もうれしい」と喜んだ。 低めの変化球を捉えた3ランは左翼ポールを巻いたと判定されたが、早大の小宮山監督が審判に確認。そんな微妙な打球ながら飛距離は十分。「真っすぐに合わせていて変化球に泳がされても、しっかり飛ぶというのが出せた」と萩尾。打率3割3分9厘はリーグ7位。スイングスピードの速さはチーム屈指で、今春はコンタクト力がアップした。3連覇を狙ったチームは2位。プロ注目の主砲は「甘い球を仕留められるように準備したい」と王座奪回の秋をにらんだ。
中日スポーツ