”日本一”の「鉄腕」は誰? NPB通算登板数ランキング第4位 チームを黄金期に導いた左腕
プロ野球のレギュラーシーズンが、今年も開幕した。昨季は松田宣浩内野手(ソフトバンク)の300本塁打、涌井秀章投手(楽天)150勝などの通算記録が達成。今季は内海哲也投手(西武)が通算2000投球回に到達、本塁打数歴代14位タイに浮上した中村剛也内野手(西武)などは、さらなる記録更新にも期待がかかっている。 【写真】最大瞬間風速がすごかった5人ほか ここでは、各カテゴリのNPB歴代最高記録ランキングトップ10を紹介していく。今回は、通算登板数編。(成績は2022年6月7日時点)
第4位:梶本隆夫 867試合登板(実働期間1954-1973)
生年月日:1935年4月8日 身長/体重:186センチ/75キロ 投打:左投左打 経歴:(多治見工-)阪急 阪急一筋20年を貫いた梶本。米田哲也との“ヨネカジコンビ”で低迷機からチームを支え、黄金期へと導いた。 梶本は、1953年に阪急(現オリックス)へ入団した。ルーキーイヤーから即戦力として55試合に登板し、20勝をマーク。すぐさま左腕エースとしての地位を確立した。 同年から9年連続2桁勝利(うち20勝以上4度)を記録するなど輝きを放ち、56年からは2年連続でリーグ最多の奪三振数を記録。63年以降は不振のシーズンが続いたが、67年に15勝、防御率2.44の成績を残し、復活を遂げた。 登板数に着目すると、キャリアハイは56年の68試合登板。実働20シーズンのうち13シーズンで40試合以上を投げており。コンスタントに登板数を積み上げていた。
ベースボールチャンネル編集部