乃木坂46遠藤さくら さくちゃん七変化…安心、脱力、平穏、楽観、責任、決意、飛躍
乃木坂46遠藤さくら(23)が“変化”を実感している。約3年半ぶりに単独センターを務める最新曲「歩道橋」(11日発売)では気負いを捨て、オーラに満ちたパフォーマンスでグループをけん引。25年もグループ愛と「楽しむ」気持ちを胸に、前のめりに突き進んでいく。【玉利朱音】 ★3年半前と変わってる 21年の「ごめんねFingers crossed」以来、約3年半ぶり3度目のシングル単独センターとなる。選抜発表を振り返り「フラットに『頑張ります』と受け止められました」と話した。「自分の成長や変わった部分に気づけないことが多いのですが、その瞬間は『私、3年半前とすごく変わってるな』と気づきました」と笑顔で明かした。 18年に乃木坂46のメンバーとなり、加入当初からセンターポジションを経験してきた。「当時は全てにおいて心配してばかりで、いろんなことを気にしては悩んでいました」と振り返った。転機となったのは昨年3月発売の「人は夢を二度見る」で、「3、4、5期生の新体制になって一発目のシングルでした。その前ももちろん楽しんで楽曲に参加していましたが、そこで何かが吹っ切れた気がします。考えすぎずに楽しめるようになりました」。 加入から丸6年。場数を踏み、グループの中核を担うメンバーとなった。「いい意味で、センターだからと気負うことが前よりもなくなりました。前は『真ん中だからしっかりやらなきゃ』と考えすぎて硬くなっていました」と明かした。「今も責任感はしっかり持ちつつ、みんなで作っていくものなので周りを大切にしていくことを一番に考えています」とした。 「歩道橋」は、人生の岐路に立つ葛藤や新たな道に進む決意を歌った楽曲。ピアノの音で始まるイントロがお気に入りといい「初めて聞いたときから、乃木坂46がこの曲で歌って踊るイメージがすぐに浮かびました。物語性を感じられるパフォーマンスになっています」とアピールした。 歌番組でも真ん中に立ち、しなやかなダンスと巧みな表現力で楽曲の世界観を届けた。「緊張するのは昔から全く変わらないです」と苦笑いし、「すごく緊張しいなのはどうやっても直せないんです。毎回ド緊張でステージに立っていますが、その中にも最近は楽しさが加わってきました」と語った。 ★乃木坂の活動が好き 年末には、グループとして10年連続10回目のNHK紅白歌合戦に出場する。「うれしくて感謝の気持ちでいっぱいです」とし、「今の現役メンバーは、これまでの10回全てに参加していないからこそ、より重みを感じます。先輩方が立ってきたステージだということを胸に刻んで、感謝しながらその場に立たなければと思っています」。 グループの歴史を胸に、さらなる飛躍を決意している。「長く続いているグループだからこそ、そこを守っていくプレッシャーと責任感があります。まだまだ上に行けると思っているので、高みを目指したいです」と宣言。「乃木坂の活動がすごく好きで、楽しいんです。他の活動においても、楽しさをどんどん見つけていけたらと思っています」と柔らかく笑った。 6年の成長を経て、名実ともに「グループの顔」へ。遠藤さくらの進化はまだまだ止まらない。 ◆遠藤(えんどう)さくら 2001年(平13)10月3日生まれ、愛知県出身。18年11月加入の4期生。愛称「さくちゃん」。ファッション誌「non-no」専属モデル。23年のNHK連続テレビ小説「らんまん」出演。主演ドラマ「トラックガール2」が25年にFODで配信開始。164センチ。血液型O。