夫婦円満の秘訣は感謝 大阪・守口で「いい夫婦フェス」
夫婦円満の秘訣は感謝 大阪・守口で「いい夫婦フェス」 撮影:北代靖典
いい夫婦とは何だろうか。夫婦や家族の絆について考える「いい夫婦フェスタ2016」が、大阪府の京阪守口市駅前、京阪百貨店守口店前の広場「カナディアンスクウエア」でこのほど開催された。これは守口市市制施行70周年記念でもあり「いい夫婦とは互いに感謝すること」などのトークが繰り広げられた。 夫婦で奮闘 元祖美女ボクサー好川菜々の挑戦
11月22日が「いい夫婦の日」ということから、この時期に行われる同フェスタ。記念式典で挨拶に立った西端勝樹守口市長は「今年で3回目を迎えますけれども、これまで多くのいい夫婦の皆さんにご参加して頂いています。守口の行政と市民の皆さんが一緒になり、駅前を大いに活性化しようということで、市民と行政と共同で始まったものです」と述べた。
続いて応募で決まった「いい夫婦」6組がステージに上がった。三浦、丸山、西川、井後、玉岡、川末の6夫妻は30代~70代で、記念品贈呈とインタビューが行われた。夫婦が仲良くする秘訣などを司会者に問われ、それぞれが答えた。どの夫婦も共通して「互いに感謝の気持ちを大事にすること」だと言っている。 出色だったのは西川夫妻(夫51、妻44)だ。結婚22年目。2人はともに目が不自由だが、2人で「Cat walk」というバンドもやっていて、この日は午後からステージでビートルズナンバーを歌った。 話を伺うと、「目が不自由なので、どうしても人の手を借りないといけない。それが大変です。逆にうれしい部分は、いい意味でいろんな嫌なものを見ないで済むことです」(夫) 「音楽という共通の趣味があるので、長く一緒に夫婦を続けられる。それと、夫婦円満の秘訣は感謝すること。ありがとうという気持ちをお互いが持つことでしょう」(妻)
この日、午後からは、シンガーソングライターの歌やフラダンス、キッズダンス、南インド古典舞踊グループの踊りなど、ライブはバラエティー豊かだった。 ゲスト出演は、「天馬鈴若&その一味」だ。ロックン河内の派手な舞台は見応え充分で、三味線演奏からオリジナル曲、さらには大太鼓を披露しての迫力あるステージとなり、会場は大いに盛り上がった。 天馬師匠は「いい夫婦、いいパートナーを続けていく秘訣は相互理解と思いやる心でしょう。自分たちを取り巻く家族や仲間とのコミュニケーションを大切にすること。何か一つでも同じ趣味や目的を持つように心がける。個人的ですが、特に『音楽』はおすすめです。あと忘れがちですが『親しき仲にも礼儀あり』の気持ちを持ち続けることでしょう」と話している。家族との絆を深めるいい機会にもなったのではないか。 (文責/フリーライター・北代靖典)