Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

二つの年金を組み合わせて受け取れる。それって一体どんなとき?

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ファイナンシャルフィールド

日本の公的年金制度には、「1人1年金の原則」というものがあります。 しかし、特定の条件を満たす場合には、2つの年金を同時に受け取れることがあります。それはどのようなときなのか、今回は、その条件と手続き方法について解説します。

「1人1年金の原則」とは

「1人1年金の原則」とは、支給理由(老齢、障害および遺族)が異なる2つ以上の公的年金(国民年金、厚生年金および共済年金)を受け取ることができる場合は、受給者がいずれか1つの年金を選択することが求められる原則です。 一方、支給理由が同じ年金であれば、【図1】のとおり1つの年金とみなされます。

ただし、「1人1年金の原則」には、「遺族年金を受け取れる方の特例」というものがあります。この特例について以下で詳しく解説します。

遺族厚生年金と遺族基礎年金を受給している方が65歳になったときには

「遺族厚生年金と遺族基礎年金」を受給されている方が、65歳になって自分自身の老齢基礎年金を受給できるようになった場合には、【図2】のとおり「遺族厚生年金と老齢基礎年金」の組み合わせを選択することができます。

なお、遺族厚生年金と老齢基礎年金は、65歳になるまで合わせて受給することはできません。

そして、「遺族厚生年金と老齢基礎年金」の組み合わせを選択した方が、老齢基礎年金を繰り上げ受給する際には、繰り上げ受給を開始した以降65歳になるまでは、【図3】のとおり遺族厚生年金が支給停止となりますので注意してください。

また、老齢基礎年金を繰り上げ受給している方が、遺族厚生年金を受給できるようになった場合に、遺族厚生年金の受給を選択すると【図4】のとおり、繰り上げ中の老齢基礎年金は支給停止されます。

遺族厚生年金を受給している方が65歳になったときには

遺族厚生年金を受給していた方が、65歳以上となり老齢厚生年金を受給できるようになったときは、自分自身の老齢厚生年金が優先されますので、老齢厚生年金の額(注)が遺族厚生年金の額より多い場合は、遺族厚生年金は全額支給停止されます。 一方、遺族厚生年金の額の方が老齢厚生年金の額より多い場合は、【図5】のとおり老齢厚生年金の額に相当する分だけの遺族厚生年金が支給停止され、差額分の遺族厚生年金は受給することができます。

【関連記事】