浅田真央がソチ五輪のフリーで跳んだ「8トリプル」とは
■浅田真央のフリーのジャンプ構成
【ソチ五輪前】 トリプルアクセル (3回転半) トリプルアクセル+2回転トゥループ 3回転ルッツ ダブルアクセル(2回転半)+3回転トゥループ 3回転サルコウ 3回転フリップ+2回転ループ+2回転ループ 3回転ループ 【ソチ五輪】 トリプルアクセル (3回転半) 3回転フリップ+3回転ループ 3回転ルッツ ダブルアクセル(2回転半)+3回転トゥループ 3回転サルコウ 3回転フリップ+2回転ループ+2回転ループ 3回転ループ ソチ五輪フリーの浅田真央の得点結果を見ると、2つのコンビネーションジャンプで、3回転ループ、3回転トゥループにアンダーローテーション※(回転不足)、3回転ルッツにエッジエラーがあったが、トリプルアクセル、フリップ、ループ、ルッツ、トゥループ、サルコウと6種類の3回転ジャンプを五輪で着氷させた。女子では浅田が初めてのことだ。 ※アンダーローテーションとは 回転不足のジャッジ。 ジャンプの回転不足分が1/4回転以上1/2回転未満が「アンダーローテーション」で基礎点の70%が与えられる。不足分が1/2回転以上だと「ダウングレード」で1回転下げられた評価(点数)となる。
浅田真央の「8トリプル」はギネスに?
ソチ五輪で浅田真央が魅せた「8トリプル」は、女子では史上初のことで、ギネス記録の対象にも十分なりえる。浅田自身、バンクーバー五輪で3度のトリプルアクセルを決め、一度、ギネス記録に登録されている。 フィギュアスケートでは主要国際大会で女子として初めて4回転を決めた安藤美姫、1989年に「最高得点をとったフィギュアスケーター」として伊藤みどりが登録されている。 浅田真央の「8トリプル」が登録されれば、フィギュア関連として自身2度目のギネスになる。