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東京都知事選の候補者、選挙サンデーで繁華街、郊外へ 人だかりに「距離」呼びかけも

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産経新聞

 東京都知事選(7月5日投開票)は21日、初の日曜日を迎えた。各候補者は主要駅周辺などで街頭演説をしたり、インターネット配信を行ったりして、新型コロナウイルス対応などの持論を展開。人だかりができた場所では、陣営側が感染防止対策で距離を保つよう呼びかける一幕もあった。 【画像】東京五輪について それぞれの主張  れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)は立川市のJR立川駅北口で約50分間、熱弁をふるった。都債の発行などで都民への1人10万円給付や大学生などの学費免除といった生活支援策を打ち出し、「いま必要なのは第2波、第3波で都民がどれだけ傷つかないかに最大限、取り組む知事だ。総額15兆円であなたの生活を底上げします」と強調。聴衆から大きな拍手が湧き起こった。  「3密」回避の「オンライン選挙」を掲げる現職の小池百合子氏(67)は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で政策アピール映像を配信。事前に募った質問に答える形をとり、前回選の公約で達成できていないと指摘を受ける「満員電車ゼロ」に関しては「東京の経済の新しい成長の実現に向けた鍵となる」と主張。車両編成増加やテレワーク導入支援などにより実現を目指すとした。  元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)は中野区のJR中野駅前の広場で街頭演説し、支援する野党各党の応援弁士も駆け付けた。宇都宮氏は集まった聴衆に「新型コロナによって仕事や住まいを失い、命が脅かされた人たちがいる。とりわけ弱者に大きなしわ寄せがきている」と指摘。その上で、給食の無償化や都立大学の授業料半額、生活困窮者への住居の提供などの公約を説明した。  元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は午後2時半、八王子市のJR八王子駅前で街頭演説。幼少期を多摩地区の小平市で過ごしたことに触れ、「多摩は23区よりも緑が豊かで子育てしやすい」などと地元有権者らにアピール。新型コロナ対策についても「特定の地域を除き、都内に危険な場所はない。経済を回すことが大切」と述べ、感染予防と経済活動の両立が必要とする持論を展開した。  八王子駅前では、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52)も午後0時半から買い物客らに支持を呼びかけた。新型コロナ対策として都道府県境を越えた移動の自粛が要請されていたことを例に挙げながら、「(感染者が)本当に減るのか。誰も合理的に説明ができないでしょう」と批判。「多数派という御旗のもとに、少数派の意見を踏みにじった」と断じていた。  街頭演説では各陣営がマスク着用を呼びかけたり、注意喚起のプラカードを掲げたりして対応。ある陣営の関係者は「感染リスクへの不安もあるが、街頭演説では選挙に関心のない人にも声を届けられる。大きなジレンマを抱えた選挙になっている」と漏らした。

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