【プレビュー】マンチェスター・Uにとっての“ラストチャンス”…アーセナルとの大一番で注目は?
試合の概要
日本時間4月23日20:30キックオフのプレミアリーグ第34節、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドによる一戦を展望。5位アーセナルと6位マンチェスター・ユナイテッド。2000年代前半に激しいタイトル争いを繰り広げてきたプレミアリーグ屈指の名門同士が、トップ4フィニッシュの座をかけた直接対決を迎える。
アーセナル(順位:5位 勝点57 | 18勝3分け11敗 | 49得点39失点)
第31節からのまさかの3連敗により、これまでの貯金を使い果たしたアーセナル。非常に厳しい状況に追い込まれたが、そんな中で迎えたチェルシーとの大一番で4-2と勝利。これ以上ない結果を得た。トップ4フィニッシュ生き残りだけでなく、シーズン終盤に向けた自信を取り戻す上でも、今季で最も重要な白星と言ってもいいかもしれない。 そんな大一番を乗り越えたアーセナルだが、次の相手はマンチェスター・U。1試合未消化で3ポイント差をつけてはいるが、この一戦も勝利は必須だ。引き続きキーラン・ティアニーとトーマスを欠くことが予想されるが、冨安健洋やアレクサンドル・ラカゼットは復帰する可能性も。ミケル・アルテタ監督は前節のメンバーをベースに、ホームでのビッグマッチに挑むことになりそうだ。 チェルシー戦は相手をリスペクトしてボールをやや譲りながら試合を進めたアーセナルだが、ホームでのマンチェスター・U戦は主導権を狙うことが予想される。今季実践してきたボール保持に加え、前線からのプレッシャーと即時奪回を強める可能性がありそうだ。そしてチーム最大の長所である2列目を最大限に活かすためにも、バックラインから中盤のパフォーマンスがカギを握ることになる。
注目選手:冨安健洋
チェルシー戦前にアルテタ監督が「復帰間近」と明かしていたが、結局ベンチにも座らなかった冨安。代わりにセンターバックに入ったロブ・ホールディング、右サイドバックを務めたベン・ホワイトも上々のプレーを披露しているため、指揮官は焦って出場させることはないだろう。それでも回復は順調に進んでおり、ホームでの大一番ということもあって日本代表DFの力を借りる場面はありそうだ。彼がもたらす攻守の安定感は、チームにとって欠かせないものであることは確か。マンチェスター・U戦で復帰する可能性があるかもしれない。