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新iPad Airの心臓部「A14」から見える「次期iPhone」「次期Mac」の姿

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BUSINESS INSIDER JAPAN

今、アップルは技術戦略の根幹に「自社設計半導体“Appleシリコン”の活用」を置いている。 【全画像をみる】新iPad Airの心臓部「A14」から見える「次期iPhone」「次期Mac」の姿 2020年末には、MacのCPUをインテル製から自社設計の「Appleシリコン」に切り替え始める。ついに、iPhoneはもちろん、Apple WatchからMacまで、全ての主要製品で自社設計半導体を利用することになる。 その中核になるのが、9月16日に発表された「新型iPad Air」で導入された半導体「A14 Bionic」だ。 例年、アップルの新半導体はその年の新iPhoneでお披露目されてきたが、今年は特殊事情もあってiPadからになった。そして、「新iPhone」「AppleシリコンMac」でも同じ技術が使われていくと見られている。 アップルにとって、それほどに重要な「A14 Bionic」というチップはどんな性能を秘めているのか? 「新iPhone」「AppleシリコンMac」の姿はどうなるのか? 取材で得られた情報をもとに考察してみたい。

10年間「半導体の自社設計」を続けてきたアップル

基本的なところをおさらいしよう。 アップルはiPhone・iPad・Apple TV・iPod Touchで、同じ「Aシリーズ」というSoC(システム・オン・ア・チップ)を使っている。 SoCとは、いわゆるCPUとGPU、カメラの画像処理を行うISP(イメージシグナルプロセッサ)など、「機器を構成するために必要な要素を1つの半導体にまとめたもの」のことだ。スマートフォンはもちろん、現在のPCからテレビに至るまで、ほとんどのデジタル機器はこうしたSoCで動いている。 よく、「iPhoneのCPUはArm」と言われるが、これはArm社からCPUを開発するためのライセンスを得て利用しているためだ。SoC自身もその中のCPU部分も、設計はあくまでアップルだ。 アップルによる最初の「Aシリーズ」は、2010年春発売の初代iPadで採用された「A4」。以降10年間、毎年着実に設計を改良し、主要製品に使っている。今回の話題の中心である「A14 Bionic」は、10年目のAppleシリコン、という言い方ができる。 単にCPUなどを設計するだけでなく、いわゆるAI処理を効率的に行う「Neural Engine」のような機構を独自に開発して実装していくことで、SoCを他社に依存するメーカーに対して先行した製品開発がしやすくなる……という利点もある。

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