体操・萱和磨「夢のような時間」 フェンシング・江村美咲「ぐっとくるものがあった」 パリ五輪・パラ応援感謝イベント
今夏のパリ五輪・パラリンピックの応援感謝イベントが30日、東京・日本橋で開催された。パリ五輪・パラリンピックの日本選手団各100人が練り歩き、約1万人のファンと交流した。 五輪体操男子団体金メダルの萱和磨(セントラルスポーツ)は「思ったよりも多くの人がこの場に来てくれて夢のような時間だった」と晴れやかな表情で語った。五輪フェンシング女子サーブル団体銅メダルの江村美咲(立飛ホールディングス)は「五輪では試合前も後もSNSでたくさんの方から応援メッセージをいただいていて力になっていたが、それがより現実的になった。こんなにたくさんの方々が応援してくれていたんだと感じられてぐっとくるものがあった」と感慨深げ。 パラリンピック競泳男子50メートル自由形(S11)、100メートルバタフライ(S11)で金メダルの木村敬一(東京ガス)は「感動したとかおめでとうという言葉をたくさんかけていただいて嬉しかった。五輪の選手とも競技の垣根を越えて交流出来てよかった」とパレードを振り返り、「世界では災害や戦争など色んなことが起きていて、苦しいことに直面している人がいることを頭に置いて、アスリートとして何ができるのかしっかり考えていかないといけないと感じた一年だった」と語った。 パラリンピック自転車女子のロード種目で2連覇の杉浦佳子(総合メディカル)はメダルを忘れるハプニングに「こんな大事な日に」と苦笑いしつつも「思うようにいかない苦しい一年だったが、最後に金メダルを取れて最高の一年だった」と笑顔を見せた。