オリックス5位・東山玲士、「強気のピッチングを」 近年の社会人出身即戦力に続けるか
◇29日 オリックス新人選手入団発表(大阪市のホテル) ドラフト5位・東山玲士投手(24)=ENEOS=は「まずユニホームを着ることができて、すごいうれしい気持ちがあるんですけど、それ以上にスタートラインに立ったというか、これからしっかりやらないといけない、という強い気持ちがあります。(オリックスは昨年まで)3連覇されてとても強いですし、チームの雰囲気も良くて、お互いを高め合いながら成長されていると感じています。自分の持ち味は伸びのあるストレートとチェンジアップの緩急を生かしたピッチングと、あとはメンタルが強く、強気のピッチングをすることだと思っています」と抱負を語った。契約金3500万円、年俸800万円(金額はいずれも推定)。背番号は「45」に決まった。 「ホップ成分の強いストレートが自分の強み」と自負する最速151キロ右腕。空振りが取れるチェンジアップも勝負球とする。香川県坂出市出身で、180センチ、83キロの右投げ右打ち。丸亀高(香川)では1年夏から公式戦に登板し、2年夏はベスト4、3年夏は3回戦敗退で甲子園出場はない。同志社大では2年秋からベンチ入りし、大学通算4勝。3年秋には防御率1位(0・74)でベストナインに選出された。 ENEOSでは昨秋の日本選手権、今夏の都市対抗、今秋の日本選手権に出場した。担当の佐野如一スカウトが「主にリリーフとしての登板が多いが、先発もできる馬力を持ち合わせており、即戦力としての期待が掛かる」と評される右腕。近年、オリックスは阿部、小木田、古田島、高島ら社会人出身の投手が即戦力となっており、東山も続きたいところだ。
中日スポーツ