なぜ西武の今井達也は”鬼門の6回”を克服し今季初勝利をつかんだのか…その裏にZOZOマリン風を利用した”魔球”
「内容は、今ひとつでしたが、風が強い中、守ってくださった野手の皆さんに感謝です。フォアボールが多かったですしストライクを取りにいった球をヒットされたりするなど反省点があります。今後、修正していけたらと思います。ただ、フォアボールを出しながらもゼロに抑えることができたのは良かったですし、次回以降も長いイニングを投げられればと思います」 勝利の瞬間、ベンチ内で、辻監督からは「今シーズン、やっと1勝だな」と声をかけられた。 「力はある。勝てるんだよ」と、言い続けてきた辻監督の期待にやっと応えたが、エースと呼ばれるための真価を問われるのは、これからである。 次回はZOZOマリン風による“魔球”の恩恵がない中で“鬼門の6回”を乗り越えなければならない。 「1年間、ローテーを守ること。それに並行してもっと勝てるように頑張りたい」 作新学院のエースとして甲子園を沸かせて4年目。覚醒してきたエース候補の2020年シーズンがようやく開幕した。