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日本中熱狂のWBC決勝・韓国戦での決勝打 イチロー氏が喜ばなかったワケを語る

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女性から「感情の抑え方」を質問されたイチロー氏がエピソードを交えて回答

 オリックス、マリナーズ、ヤンキース、マーリンズで活躍したイチロー氏が“先生”となり“生徒”の質問に答える「おしえて! イチロー先生」が話題となっている。SMBC日興証券株式会社が、6月23日にYouTubeチャンネルで公開した全27本の動画には、子供から大人まで幅広い年齢層からの質問が集まり、イチロー氏が自身の経験を基に回答している。 【動画】「だから僕は見なかったんです」イチロー氏が韓国とのWBC決勝の裏側を明かす実際の映像  同社が公開したWEB動画は昨秋の「人生100年 イチローすごろく」に次ぐ第2弾。イチロー氏が先生役として教壇に立ち、小学生から70代までの“生徒”からの悩み相談に答える形となっている。今回は「大人」編の中から、感情の抑え方についてイチロー氏が語った内容を紹介する。  子育て中の女性から「イチロー先生は感情をどうやって抑えていたんですか?」という質問。これに対するイチロー氏の回答も、また独特なものだった。  イチロー氏は「まず感情的になったら、絶対負けるということですね。結論は。絶対に負けます。冷静なやつには敵わないので」と断言すると、自身の経験から野球のグラウンド上での話を紹介した。 「野球って、ヒットを打ったらめっちゃ嬉しいんですよ。でもそれが相手に見えると、なんかつまんない選手に見えるんですよね。つまり、相手の選手を観察していて、あいつこんなヒットで喜んでんなとか、底が知れる感じがつまらないんです。でも、これを感情に出さないやつは、こいつここで打っても喜ばないのかとか、ここでも悔しい表情を出さないのかとか、気持ちが悪いですよね、相手として」  現役時代のイチロー氏といえば、どれだけヒットを積み重ねても淡々としており、喜怒哀楽を表情には見せなかった。「だから僕は常にそれを意識して、腹立つことがあるけれど、それはぐっと抑えて、という訓練を日々してたんですよね」と語ると、2009年のWBC決勝・韓国戦での知られざるエピソードを明かした。  イチロー氏はこの試合、同点で迎えた延長10回の第6打席で中前へ決勝点となる2点適時打を放った。だが、この時も喜びを表には出さず。この時のことを「じゃあ僕はどういう振る舞いをしたらいいのかというのを走りながら考えるんですよね。ダグアウトを見ると、きっと日本チームみんなが喜んでくれている。見たら、僕もそれに応えなきゃいけないんで見てはいけない。だから僕は見なかったんですよ、ダグアウト」と明かす。  さらに、こう続けている。「相手にとって、一番屈辱は何かと考えたんですよね。それは僕が喜ぶことじゃないと思ったんですよ。いつも通りしていたら、それはもうこいつには敵わないと思うとしたら、それだと思ったんですね」と、韓国戦での胸の内を語る。そして、質問した女性へ「目の前に起きたことの、その先のことを考えるんですよ。そうすると、割と冷静になれる」と答えていた。

Full-Count編集部

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