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動画でファンと繋がり合うー陸上競技界の新しいカタチ

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VICTORY

新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、人々の生活を様変わりさせた。スポーツ界では東京オリンピックは1年延期となり、インターハイや全国中学校体育大会も中止。学校や、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)など練習場も閉鎖される日々が続いた。 大会も6月末まで中止になった。もちろんファンとの交流も限られる。そんな中で陸上界ではSNSなどのツールを利用した活動が目立った。その代表的なものを紹介していく。

■「#いまスポーツにできることリレー」

主なSNSの取り組みの中で、もっとも早かったのが、この企画だろう。家でもできるトレーニング方法や料理などをリレー形式で紹介していくもの。スタートさせたのは、男女のトップアスリート。女子100メートルハードルで日本記録を持つ寺田明日香(パソナグループ)が4月3日に、男子200メートルの飯塚翔太(ミズノ)が4月7日に始めた。 寺田明日香からは土井杏南(JAL)、北口榛花(JAL)、戸邉直人(JAL)、山本凌雅(JAL)、橋岡優輝(日大)らとトップ選手に続いていった。また飯塚翔太から始まった2本目のバトンリレーは、山縣亮太(セイコーホールディングス)、多田修平(住友電工)、白石黄良々(セレスポ)、桐生祥秀(日本生命)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、小池祐貴(住友電工)ら男子400メートルリレーのメダリストを中心につながっていった。また次世代を担う若手選手「ダイヤモンドアスリート」も同じような動画を配信している。

■「オンライン面談」

前述の企画は主にトラック&フィールドの選手が中心だったが、こちらは長距離選手が動いた企画だ。 青山学院大時代に箱根駅伝で「山の神」として活躍した神野大地(セルソース)が発起人だ。インターハイや全国中学校体育大会に代表されるように多くの学生の大会が中止になったこともあり、最高学年(中学3年、高校3年、大学4年)の学生アスリートを励まそうと、Zoomを利用し、約40分の1対1の面談を行った。 想定より多数の応募もあって、神野は他のランナーに協力を要請。男子マラソンの東京オリンピック代表の服部勇馬(トヨタ自動車)、2時間6分54秒の自己ベストを持つ井上大仁(MHPS)村山謙太(旭化成)、村山紘太(旭化成)、相澤晃(旭化成)、鈴木塁人(SGホールディングス)、岩出玲亜(アンダーアーマー)らトップ選手が賛同した。学生とオンラインで面談し、モチベーション低下や進路の悩みなどの相談に真摯に対応した。神野は「この環境で何をするか・どういう選択をするのか正解はないです。ですが、何もしないことはよくない ! そして今、覚悟、熱意を持ってやれることは将来財産になる、ということは間違いない(正解)と思います」とツイートしている。

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