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日本・中国でのキャリアから紐解く 女性起業家の新時代の働き方と考え方

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VOGUE GIRL

働き方に正解なんてない時代。だからこそ、ふと不安になったり、立ち止まったりすることもきっとあるはず。そんなキャリアのお悩みを抱えるあなたのために、VOGUE GIRLが注目する女性起業家、DIGDOGの陳暁夏代さんにフォーカス!

日本と中国、2つの背景を持つ強みを生かした新時代の働き方、考え方。

日本と中国で育ったバックグラウンドを生かし、両国の企業の課題解決や進出支援、企画立案を手がけるDIGDOGの代表、陳暁夏代さん。時代とカルチャーに寄り添ったブランディングやプロモーションが得意な彼女に、これまで歩んできたキャリアについて聞きました。 ---DIGDOGはどんな会社ですか。 企業や事業のブランディング、プロモーションを主に行っています。ブランディング思考で企画を提案しアウトプットまで一貫して手掛けることが多いですね。日本国内の案件も手掛けていますが、中国の劇場やライブハウス、ギャラリー、美術館といったカルチャースポットに、日本のアーティストを斡旋し公演や展示を企画したり、ブランドコラボなども行ったりしています。日本企業が中国進出をする際のコンサル業も行っています。 最近では、日本国内のブランディング案件として、和歌山にある「ホテル川久」を新たにミュージアムとして始動させるホテルのリブランディングを行いました。対中国案件では、日系の化粧品メーカーのインバウンド販促、現地での展開戦略を企業とともに行なっています。 一方、自分がキャラクターとして表に立った自主企画も多く開催しています。2019年にはじめた中国のリアルな側面に迫る連載企画「中国美女漫談」やリアルイベント「NOBODY」もそのうちです。

---もともとコンテンツに興味をもったきっかけはどういったことでしたか。 子供の頃から3~4年おきに日本と中国を行き来する暮らしをしてきたのですが、ご存知の通り日本と中国は、政治間でセンシティブな部分も多々あります。嫌な思いもたくさんしてきましたが、そのなかで、言語や国を超えてみんなとコミュニケーションできるものがやっぱりファッションや音楽などのカルチャー・エンタメでした。唯一、自分を現実から引き離せる場所だったというか……。中国が嫌いでも、ジャッキー・チェンは好きとか麻雀は好きとか。そういう、人の思考回路がもつ単純さや理不尽さに興味をもったのがきっかけです。 ---中国の芸能事務所や日本の広告代理店で、キャリアを積み重ねられたそうですね。会社員としてスタートしたキャリアは、将来自分自身で展開する事業を見据えられての経験だったのですか。 そうですね。昔からどちらかというと物事の「裏側の仕組み」を知ることが好きでした。現在の仕事に至った経緯としても、カルチャーやエンターテイメントなど人の熱量をリアルに感じられる現象が昔から好きで、そのビジネスがどう成り立っているのか、その謎を解こうとこの業界に飛び込んだのかもしれません。ファーストキャリアがイベント業だったこともあり、キラキラした表側とは別に、資金難などの課題や解離がある現実をみました。そこからビジネス的な視点により興味を持ち、世の中のビジネスモデルの仕組みが幅広く知れることと、ユーザーとの接点がダイレクトにあるという両方を見れる職種として広告代理店を選びました。当時は、私の性格上、短い人生なんだから、会社に長く所属するというより、まず若いうちは視野を広くもてる環境に身をおきたいと思ってましたね。 広告代理店では、ビジネスモデルの基本的な仕組みが知りたいという明確な目的で入社したので営業を第一志望で出したのですが、クリエイティブに配属されてしまい3年間は企画仕事がメインでした。その後、ようやく営業に異動できたのでそこからはとても楽しかったですね。見積もりを作るのが一番の楽しみでした。 ---会社員生活での経験で、現在役に立っていることはありますか。 広告代理店での営業時代のビジネスプロデュースの経験があったからこそ、独立後のお金のやり取りや世間の相場感の把握ができたのだと思っています。 その結果、トータルで物事をプロデュースするという作業ができるようになったのかなとは思います。 会社員という形が今後役に立つかどうかは、人それぞれの部分があると思うのでなんともいえませんが、組織の大きさが違えば必要なスキルも違います。何をやりたいかでいえば、会社員という枠を経験しない方が自己を発揮できるケースもありますので、なんともいえませんね。ただ、組織での生き方は身につけられるとおもうので、「社会性」は学べます。 ---逆に、会社員生活で窮屈に感じていたことはありますか。 私の場合は、希望の部署ではないところに配属されたということもあったので「やりたいことだけがやれるわけではない」という時間もある、というのが会社員だと思います。ただ、実際独立しても「やりたいことだけがやれるわけではない」ということは同じでした(笑)。その分の忍耐力を鍛える練習くらいに思った方が、総合スキルは伸びるかもしれません。やりたくないことをやらないためのスキルの訓練でもあると思って! 独立後の方が、仕事は選べますがむしろやることは増えました。自営業なので全ての行動は自分に責任がありますしね。

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