"恐竜のタマゴの化石"魅力語る 岐阜県博物館で専門家講演
恐竜の卵の化石に関する講演会が岐阜県博物館で開かれ、恐竜がどのように子育てをして行動していたのか、専門家が最新の研究結果を交えて語りました。 講演会は、恐竜の卵や子育てについて研究している、筑波大学助教の田中康平さんを講師に招いて開かれました。 田中さんは、卵の化石の研究で、恐竜が鳥のように群れて活動して外敵から身を守っていたことなど、生活や行動パターンが推測できると説明しました。 また最近の研究で、柔らかい卵を産む恐竜がいたことや、ふ化するために温める現在の鳥につながる行動を恐竜がしていたことも分かってきたということです。 田中さんは子どもたちに「25年前、自分も岐阜県博物館で恐竜を見ていた。将来は研究者になって欲しい」と語り掛けました。 岐阜県博物館では、2月末まで企画展が行われていて、県内では初公開となるカマラサウルスの幼体の化石など、およそ250点が展示されています。