買い物にまつわる刺さる名言4つ集めました。「私は安い靴を買うほど裕福ではない」の真理
「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめておけ」という言葉がインターネット上で話題に。 値段を基準に買い物をしていいの? 自分にとっての買い物って? そう問いかけられているかのようなフレーズに反響が広がっています。 【画像一覧を見る】 服、バッグ、家電、食品、日用品など多岐にわたる買い物。経験を積み、失敗しながらも、買って「正解」と感じた品々をクウネル世代の方たちにご紹介いただきます。センスに触れる素敵な買い物との出会いがありますように。
買って正解だったもの
必要でないものは、どんなに安くても買うな。 (政治家マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウスの言葉より) 紀元前のローマ共和制時代に活躍した政治家の言葉で原文はラテン語。「不要なものは買うな、たとえ1ファージング(1/4ペンス)でも高価だ」といった表現で伝わる。インターネットで広がる「買う理由が値段ならやめておけ」にも通じる格言。
使ってみないことには、その価値はわからない。 (森博嗣著『新刊 お金の減らし方』SBクリエイティブより) 工学者、小説家、随筆家として活躍する著者が、商品として売られているものはまだ自分のものではなく、ある程度使ってみることで初めてその価値がわかるとして記したもの。
私は安い靴を買うほど裕福ではない。 (イギリスのことわざより) 原文は“I am not rich enough to buy cheap things.”。「不要なものは、どんなに安くても、高価だ」という意味を含む。日本のことわざでは「安物買いの銭失い」。
役に立たないものや、美しいとは思わないものを家に置いてはならない。 (思想家、詩人、テキスタイルデザイナーのウィリアム・モリスの言葉より) 原文は“Have nothing in your houses that you do not know to be useful, or believe to be beautiful.”。モダンデザインの父・モリスの遺した名言。
『クウネル』2025年1月号掲載 イラスト/MAIKO SEMBOKUYA、取材/久保田千晴、編集/河田実紀
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