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コロナによる“命の格差”、白人優遇政策…モーリー・ロバートソンが米大統領選を徹底解説

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高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週月曜日は、CIAやFBIなどの内定を受けつつも辞退したベンチャー企業・執行役員のREINAさんとお届け。9月14日(月)の放送は、ゲストにジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんを迎え、「アメリカ大統領選挙」について伺いました。 アメリカ大統領選挙は、民主党候補のジョー・バイデン氏と共和党候補のドナルド・トランプ現大統領の争いとなっていますが、9月3日(木)の段階で支持率は両者拮抗しています。 しかし、モーリーさんは「これは誤差の範囲」と明言。というのもトランプ支持者は電話アンケートでは周りの目を気にして、「支持しません」という人が多いと言います。「大雑把に言うと、アメリカでは4割が(トランプ氏を)熱烈支持、4割が絶対反対、2割が決められないという感じ」と推測。 また、大統領選ではいつも直前にいろいろな事件が起き、瞬間的に風向きが変わるため「それによって揺れ動く部分もあるし、今回はコロナもあるのでよくわからないのが事実」とモーリーさん。 両候補とも高齢ですが、もしもの場合に引き継ぐのが副大統領。特に注目を集めいている民主党のカマラ・ハリス候補に対してモーリーさんは、「(黒人インド系の)彼女は人口分布的にもアメリカの未来」と称します。なぜなら白人アメリカ人は急速に減少し、2040年代にはマイノリティになるという試算もあり、「(白人は)栄光が過去。有色人種の人たちが主流になりつつある。カマラvsトランプは未来vs過去、という言い方をしている人もいる」と言います。 モーリーさんによると、今アメリカは究極の格差社会で、その上コロナ禍によって“命の格差”まで生じているそう。そんななか、トランプ氏は白人がマジョリティで移民が下働きだった「80年代のアメリカ」に戻そうとし、一方でバイデン氏は格差社会で白人を優遇するのはナンセンスだと所得の再分配を試み、「その(政策的な)違いは劇的」と指摘します。 また、大統領選においては毎回「選挙人制度」が大きな議論となるものの、現在話題になっているのが「郵便投票」。これはコロナの感染リスクを減らすための施策ですが、即日開票ができず勝敗が決するまでに何週間もかかる場合もあるそう。そして、その間に大統領権限でトランプ氏が「不正があったから俺の勝ちだ」と言ってしまえば、そのまま大統領になる可能性もあるとか。 加えて、郵便投票はかなり煩雑かつ複雑で、「げんなりして投票しない人が増える」とモーリーさんは不安視。そのうえ、投票日当日には「トランプ支持者がマスクをしないで投票所に現れる可能性が高い」と危惧します。その理由は、トランプ支持者は“コロナなんて大したことがない”と考えているから。 リスナーからは「大統領選による日本への影響」についてモーリーさんに質問が。すると、短期的に見ればトランプ氏は日本に1兆円近くの防衛予算を要求しているので、それは直近の負担となりますが、「中長期的に見れば、どちらになっても日本の立場は同じように揺れ動く」と推察。目下問題となっている米中摩擦はバイデン政権になっても続くと思われ、いずれにせよ日本はアメリカと中国、「どちらかを選ばなければならない」と示唆します。 最後にモーリーさんは、現在アメリカは完全に分断され「トランプさんが好きか嫌いか、その見方次第で(全てが)正反対になってしまう」と言い、それだけに「もしも次の大統領が登場したら、まずはみんなの意識を1つにすること。みんなで頑張ろうとチームワークを回復させることが大事」と話していました。 (TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2020年9月14日(月)放送より)

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